【UFC】元王者ドス・サントスが剛腕ルイスをTKO、3連勝で完全復活
▼ウェルター級 5分3R
●ティム・ミーンズ(35=アメリカ)
KO 1R 4分50秒
○ニコ・プライス(29=アメリカ)
ミーンズは2014年に『UFC』と再契約を結び、オクタゴン復帰は8勝5敗1ノーコンテストの成績。プロデビューは04年で、28勝11敗1分1ノーコンテストの戦績を挙げているベテランだ。
対するプライスは16年から参戦中のUFCで、4勝2敗1ノーコンテストの成績を残しており、前回の試合は昨年9月のアブドゥル・ラザク・アルハッサン戦で初回KO負けを喫している。戦績は12勝2敗1ノーコンテスト。
1R、サウスポーのミーンズが間合いを詰めながらの左ストレートとヒザ蹴り。オーソドックスのプライスは下がりながら右のスネ蹴り、前蹴り、ワンツーを飛ばす。両者がパンチの距離まで近づいたところで、プライスが左ストレート。直後にミーンズも左ストレートを連打で打ち下ろすが、プライスに左右フック連打と飛びヒザ蹴りを浴びてしまう。
ダメージがあるミーンズは足元をふらつかせながらも、プライスが追撃に来たところでタックルからの抱え上げでテイクダウン。難を逃れたミーンズはサイドから押さえ込みを続けるが、プライスはなんとか立ち上がって距離を取る。両者は再びスタンドでの打撃戦へ。
試合は一進一退のパンチの打ち合いが続くまま終盤に突入。ミーンズが左ストレートをたびたび振り抜き、このうち一発がプライスの顔面をとらえる。後ずさりしてケージを背負うプライス。追撃モードのミーングが止めを刺さんと近づいたところで、プライス渾身の右フックが炸裂。ヒザから崩れ落ちたミーンズに対し、プライスが鉄槌を連打したところで、レフェリーが試合を止めた。
やや劣勢であったプライスが狙いすました一撃で、ベテラン相手に初回KO勝ちを収め、再起戦を飾った。
▼ヘビー級 5分3R
○ブラゴイ・イワノフ(32=ブルガリア)
判定3-0 ※三者とも29-28
●ベン・ロズウェル(37=アメリカ)
ロズウェルは『UFC』のヘビー級ランカーとして活躍していたが、2016年に当時4連勝で臨んだジュニオール・ドス・サントス戦で敗れ、その翌年にはUSADAのドーピング検査で禁止薬物の使用が認められ、2年間の出場停止処分が下った。今回は約3年ぶり復帰戦だ。戦績は36勝10敗。
対するイワノフはアメリカの『WSOF』で世界ヘビー級王者として活躍後、UFCと契約を結んだ。昨年7月の新天地初陣で、いきなり元UFC世界ヘビー級王者ジュニオール・ドス・サントスと対戦し、敗れはしたが判定まで持ち込んでみせた。戦績は16勝2敗1ノーコンテスト。
1R、ケージ中央を陣取ったロズウェルに対し、イワノフは右ジャブを突きながら右に移動していく。ともに構えはサウスポー。次第にロズウェルがジリジリと間合いを詰め、両者の拳が交錯する場面が増える。イワノフの右ジャブからの左ボディがたびたびヒットするが、ロズウェルは構わず前進しながら好機を待つ。
2R、同様の試合展開となる中、イワノフは後退しながらも右ジャブを突き続け、時おり左オーバーハンドや左ボディを叩く。残り2分が過ぎたところから、ロズウェルがたまらずパンチの打ち合いを仕掛け、左フックや右ストレートをヒットさせるが、イワノフもそれ以上のパンチを当てるなど果敢に応戦する。
3R、なかなか打開策がないロズウェルは首相撲に捕らえにいくが、イワノフはすぐに左右フックを振り回して振り切る。ロズウェルは右ハイをガードされ、直後の左ストレートも届かず。イワノフは単発の右ジャブや左オーバーハンドを当てては、すぐ右へステップすることを繰り返す。すると残り20秒で、ようやく両者が足を止めての打ち合いを見せ、ロズウェルが右ハイと左エルボーでイワノフの動きを止めたが追撃及ばず。イワノフが判定勝ちし、ロズウェルは約3年ぶりの復帰戦を白星で飾ることができなかった。
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