【ムエタイ】福田海斗がルンピニーのメインをTKO勝ちで飾る
「True4U スック ムエマンワンスック+セーンモラコット」
2019年3月29日(金・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム
▼メインイベント 116ポンド(52.6kg) 3分5R
◯カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/True4U 115ポンド王者、元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)
KO 4R ※右ミドルキック
●シンラパタイ・シットチャンルン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム フライ級ランカー)
ルンピニースタジアムでのTVマッチ『True4U スック ムエマンワンスック+セーンモラコット』のメインイベントに福田が出場。再戦となった強豪シンラパタイを4RでKOに下し、返り討ちにした。
両者は今年1月の同興行で対戦し、福田が判定勝利を収めたものの最終Rにシンラパタイが追い上げ僅差の勝負となったことで再戦が組まれた。
1月の対戦後、福田はメジャースタジアム現役ランカーのサックシー・ギャットムー9に敗れ、シンラパタイはTV興行『ムエディー ヴィーティータイ』の115ポンド王者キアオパヤック・チョーハーパヤックに勝利していたこともあり、試合前賭け率は10-9とわずかにシンラパタイがリードしていた。
ミドルキックを中心に距離感を把握するのが抜群に上手いシンラパタイを警戒してか、福田は序盤からプレッシャーをかけていく。シンラパタイは下がりながら前蹴りで牽制、さらに福田の出足にローキックを合わせてタイミングを制する。
2Rに入り、福田は出足がさらに鋭くなり一気に距離を詰め、シンラパタイの腕を捕まえてのヒジ打ち。シンラパタイの顔面をかすめる。少々面食らいながらもカウンターでローを当て、前蹴りで突き放しシンラパタイも上手さを見せつけ主導権を握らせない。
3R、相変わらず素早い出足で前に出る福田に対し、シンラパタイは捌ききれず組む展開が多くなる。組めば福田が上手くヒザを当てて有利を印象付けるが、シンラパタイもコカし技で対抗し距離が空けば前蹴り。しかし中盤以降、前蹴りをたびたび福田にキャッチされるようになり、カウンターのヒジを当てられて後退。
下がりながらも必死に左ミドルを当てて前蹴りを放ったシンラパタイであったが、その前蹴りをまたもキャッチされ右縦ヒジのカウンターを喰らいグラつく。福田はこのチャンスを見逃さず左ヒザのテンカオをクリーンヒットさせる。たまらず後退し、前蹴りで突き放そうとするシンラパタイ。
しかし、またもやキャッチされ福田は渾身の左ボディ、そして首相撲に捕まえ右ヒザを連打するとシンラパタイはたまらずダウン。カウント8で立ち上がったシンラパタイに対し、福田はパンチでボディ狙いの猛攻を仕掛けるがシンラパタイも起死回生の左ハイを放つ。福田はあと一歩のところまで追い詰めたが倒しきれず勝負は4Rへ。
そしてその4R、シンラパタイはサウスポーに構え、左ミドル・左ハイを連発。一発逆転を狙っているようだ。しかし福田は冷静にスウェーバックでかわすと、右→左ボディの連打から右ミドルのコンビネーション。シンラパタイは吹っ飛ぶようにダウンしてレフェリーが試合を止め、福田のKO勝ちとなった。
これまでKO負けがほとんどないというテクニシャン・シンラパタイをKOし、メインイベントの赤コーナー選手としての大役をしっかり果たした福田は関係者からの評価も高く、早速来月4月24日(水)ラジャダムナンスタジアムへの出場が決まった。対戦相手はまだ発表されていないが、これまで同様ランカークラスが用意されるとのこと。福田は「2月に負けたサックシーと再戦したい」との希望があるようだ。
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