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【クインテット】優勝は10th Planet、山本美憂vs湯浅麗歌子は湯浅が一本勝ち

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2019/04/07(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

越後(手前)とスマジャークルス(奥)の先鋒対決はドローに

▼決勝戦第1試合
△越後伊織(TEAM BJJ KUNOICHI先鋒)
時間切れ引き分け
△リラ・スマジャ-クルス(TEAM 10th Planet先鋒)

 越後は座り込んで引き込むが、スマジャークルスは左腕でギロチンにとらえながらパスを狙う。越後はガードポジションを組むが、ここでスマジャークルスはアキレス腱固め。足にサポーターの見られる越後だが引き抜いて立つ。

 越後は再び引き込んで下から試合を展開する。スマジャークルスは足を掴み足関をうかがいながら攻めんとするが、ここでレフェリーがブレーク。両者に指導が出される。

 越後は再開後も引き込むが、スマジャークルスはアンクルホールドを仕掛けていく。これは振り払った越後だが、下になったスマジャークルスが二重絡みでとらえてスイープしバックにつく。スリーパー、腕十字とスマジャークルスは狙いを変えていき、越後もしかし腕のクラッチを強めて守り切ってゴング。第1試合は引き分けで、両者脱落となる。


市川(上)とジョージ(下)の次鋒対決もドローとなった

▼決勝戦第2試合
△市川奈々美(TEAM BJJ KUNOICHI次鋒)
時間切れ引き分け
△ファビアーナ・ジョージ(TEAM 10th Planet次鋒)

 開始すぐに座って引き込んだファビアナは腕十字を仕掛けるが、市川はファビアナをまたぐようにして逃れ極めさせない。そこから市川はダースチョークを極めに出るが、ファビアナも腕(かいな)を返すなど気道を確保して極めさせない。そこからファビアナは二重絡みでとらえてスイープし市川を下にする。

 だが、市川はすぐ上を取り返す。ファビアナはガードポジションでとらえるが、そこから市川がパスしてサイドポジションに。だがファビアナはハーフガードに戻してくる。ここでレフェリーがブレークを掛け、両者に指導を与える。

 市川の前進とファビアナの引き込みが同期し、市川がファビアナを押し倒したようになる。市川はそこから肩固めで固めつつ挟まれた脚を抜きパスを狙う。だが、ファビアナはねちっこく脚を絡んでパスを阻む。残り時間の少ない中パスしてサイドにつき極めを狙った越後だが、ここでタイムアップ。第2試合も引き分けで両者脱落となる。


1回戦で3人抜きした杉内(右)は、強豪カルピネン(左)と引き分けた

▼決勝戦第3試合
△杉内由紀(TEAM BJJ KUNOICHI中堅)
時間切れ引き分け
△エルヴァイラ・カルピネン(TEAM 10th Planet中堅)

 両者13㎏以上の体重差があるため、試合時間は4分に。ともに1回戦で3人抜きを見せた両者の対戦。

 座り込んだ杉内はカルピネンの左足をとらえて足関を狙いにいくが、カルピネンは立ち上がって極めさせない。そして逆にアンクルホールドを狙いながらパスして杉内のサイドにつく。杉内はカルピネンの右腕を足で挟んで動きを封じるが、カルピネンがこれを振りほどきマウントポジションに移行する。

 そこからグイグイと力を込めてカルピネンは肩固めに移行して杉内を絞め上げる。杉内は畳まれた自分の腕を押し、さらにカルピネンの脚を絡んでタップを拒み、タイムアップで引き分けを呼び込んだ。


三角絞めで攻める湯浅(下)だが、ガンドラム(上)とドロー

▼決勝戦第4試合
△湯浅麗歌子(TEAM BJJ KUNOICHI副将)
時間切れ引き分け
△グレース・ガンドラム(TEAM 10th Planet副将)

 湯浅は座ってガンドラムの手首を握りスイープを仕掛ける。こらえて体勢を戻したガンドラムだが、湯浅はそこで三角絞めのロックでとらえ、そこから変化してオモプラッタを狙う。だが、ガンドラムはこれを振りほどいて極めさせない。湯浅はなおも下を選択して試合を続け、足関を狙いに行くが、そこから体を起こして上を取る。だが、ここでレフェリーがブレークを掛け、両者に指導を与える。

 ダブルガードで両者座り込み、湯浅はここも下を選択。スイープして上になるが、ガンドラムも下からの足関で対抗する。パスを仕掛ける湯浅だが、ガンドラムが足を絡めてきて許さない。レフェリーが再びブレークを掛け、両者に指導を与える。

 ダブルガードから今度は湯浅がパスせんとするが、ガンドラムは足関狙いに出てパスを防ぐ。アンクルホールドに行く湯浅だが、ガンドラムはマットの上で体をクルクルと回転させ湯浅を押し戻す。

 残り時間1分のところで湯浅はパスガードからガンドラムの腕を十字で極めに行き、続いてアンクルホールドを狙うが、ガンドラムはここでもクルクルと体を回転させタイムアップとなった。


大将対決で強豪カームーシュ(上)を相手にドローに持ち込んだ澤田(下)だったが、審判判定でTEAM 10th Planetの勝利に

▼決勝戦第5試合
△澤田明子(TEAM BJJ KUNOICHI大将)
時間切れ引き分け
△リズ・カームーシュ(TEAM 10th Planet大将)

 両者約10㎏の体重差があり、4分の試合時間となる。澤田は座って引き込みに行くが、カームーシュはこの動きに合わせてマウントポジションを奪取。そこからエゼキエルチョークをカームーシュが狙いに行く。

 澤田もこれを跳ねのけんとするのだが、カームーシュは動かない。しかし澤田はカームーシュの左足を絡んでハーフガードに。カームーシュは澤田の左腕をコブラクラッチで巻き込みそこから肩固めを極めんとする。だが、ここでレフェリーが両者をブレークして指導を与える。

 再開後、澤田は引き込むがカームーシュは素早くパスしてサイドポジションに。そしてカームーシュがアンクルホールドを極め切るが、これは終了ゴングの後となる。

 決勝の指導数は同数、チーム全体の指導数も同数で大将戦の内容が旗判定となり、審判団はいずれもカームーシュを支持。TEAM 10th Planetが昨年7月の『QUINTET.2』(男子団体戦)に続き優勝を果たした。

 大会後挨拶に立った桜庭プロデューサーは「かなり接戦で団体戦としてはかなりいい形になりました。10thプラネット、2回目の優勝で強いな。エディ(・ブラボ―)さん、僕も10thプラネットに入れてください。みなさんも一本を取りに行く試合でよかったと思います」と総括し、「女子大会なのでハートで作ってもらいました」というメダルを優勝チームに授与した。

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