「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」で青木真也がまさかの欠場、代理選手が那須川と対戦へ
ABEMA3周年を記念した特別番組として放送が決定している『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』の8名による挑戦者決定トーナメントが5月1日(水)に行われた。その挑戦者の1人として総合格闘技「ONE」の世界ライト級王者・青木真也(35=イヴォルブMMA)が電撃参戦で注目されたが、5月17日(金・現地時間)シンガポール・インドアスタジアムにて開催される『ONE:ENTER THE DRAGON』での防衛戦が決まったため、まさかのキャンセルをリング上で発表。代理選手として引き連れてきた、現アウトサイダー王者の”戦う放送作家”大井洋一(41)が参戦することになった。
青木は4月上旬にこの防衛戦が決まっていたが、那須川と代表選手2名が戦うのが5月18日(土)となったため、日程が防衛戦とかぶり、大井に急遽お願いし、大井は了承したという。
挑戦者決定トーナメントは8名の中から「ボクシング経験者トーナメント」と、「異種格闘技トーナメント」によって、那須川に挑戦することができる2名を決定するが、青木の代理選手の大井は異種格闘技トーナメントに参戦。青木はセコンドに就いた。
対戦相手はキックボクシング経験者で中卒母子家庭、最年少18歳で家庭を支える山崎尚英。その山崎相手に大井は1Rから積極的に攻めていくが接近戦で膠着状態が続く。2Rは徐々に大井のパンチが当たり始め、3Rにはボディ顔面とパンチを集中しダウンを奪い、再開後再びパンチのラッシュで山崎はダウン。大井のKO勝ちとなった。
続くトーナメント決勝でも、ミュージシャンのGACKT(ガクト)のマネージャーでGACKT流テコンドー継承者の田中涼に対し接近戦でアグレッシブに打ち合い、3R、コーナーに詰めてどんどん連打で攻勢に出る大井。打たれっぱなしになった田中を審判が止め、TKOで大井が勝利し那須川への挑戦権を掴んだ。
大井は那須川に対し「ちょっとびっくりさせようと思うので頑張って練習してきます」とコメントしたが、那須川は「次の試合も決まっているので、怪我なく終わらせたいと思っています」と大井に返した。那須川は6月にRIZIN神戸大会、7月にRISEの世界トーナメントを控えており、この企画、できるだけ怪我なく終わらせたいところだ。
なお注目されたボクシング経験者トーナメントだが、那須川と対戦する最有力候補だった元WBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ゴーキャットジム(30=タイ)は、同志社大ボクシング部出身で現在ジム経営の藤崎美樹(29)の足さばきの前に有効打を奪えず、2-1の判定負け。決勝に進んだ藤崎は、2000年西日本新人王の村井勇希(39)に対し1Rからジャブ、そして左右フックを当てていきながら足を使い、村井のパンチを当てさせない。3Rには、村井が得点を挽回しようと積極的に前に出て連打するも中盤から藤崎がしっかり攻撃を返し、村井被弾。終盤は打ち合いになったが、藤崎が3-0で勝利した。
勝った藤崎は那須川戦へ「格闘家としても芸能人としても大ファンで、年は下ですけど尊敬しているので、そういう人と拳を交えることができるのは幸せです」とコメントした。
果たして那須川に勝つのはボクシングトーナメントを制した藤崎か、または異種格闘技トーナメントを制した大井か。それとも那須川が圧勝で制するのか。5月18日が決戦となる。
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