【ONE】バンコク大会 試合結果=2019年8月16日
ONE Championship
『ONE:DREAMS OF GOLD』
2019年8月16日(金)タイ・バンコク・インパクト・アリーナ
Photo by ONE Championship
▼メイン 第7試合 ONE世界キックボクシングフライ級タイトルマッチ
●ペッダム・ペッティンディーアカデミー(21=タイ)
KO 3R ※左フック
○イリアス・エナッシ(23=オランダ)
ペッダムは元ルンピニー1位のキャリアを引っ提げONEに参戦し、今年5月にONEのタイトルを獲得。今回が初防衛戦となる。対するエナッシはONE初参戦だが、ENFUSION-60kg、BLADE61kg級、WFL-63kg級の世界三冠の実績を持つ強豪。日本のリングへの参戦経験もあり、森井洋介、町田光と対戦。昨年11月の『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT』へも参戦予定だったが、練習中の負傷により欠場した。これまで30戦を超えるキックボクシングのキャリアがあり、ペッダムにとって「キックボクシングのスペシャリスト」との初対戦となる。
細かく出入りを繰り返すエナッシをどっしり構えて待ち受けるペッダム。エナッシは左ローでバランスを崩し直後に左ハイをヒット。多彩な蹴りを見せるエナッシに、ペッダムは徐々にプレッシャーを強めていく。
2ラウンドに入り、ペッダムがプレッシャーを強めて前進。エナッシは足を使い距離を保ちながらワンツーからの左ハイ、左ボディと多彩なコンビネーションを見せる。エナッシの右フックで滑るように倒れこんだペッダム。レフェリーはノーダウンとしたが、ダメージの影響を見せるペッダムにエナッシはラッシュを仕掛け、左フック、アッパーをヒットさせてペッダムを追い込んでいく。
3ラウンドに入ってもエナッシのペース。左フックがヒットしぐらついたペッダムにラッシュを仕掛け、たまらずペッダムが一度目のダウン。立ち上がるも完全に足元が定まらないペッダムを仕留めるべくエナッシが再度ラッシュ。エナッシの左ボディから左フックが直撃し、座り込むようにダウンしたペッダムをレフェリーが救出。エナッシがONE初戦で世界フライ級のタイトルを奪取した。
▼メイン 第6試合 ONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリ 準決勝
●スモーキンジョー・ナタウット(タイ)
KO 1R ※左ストレート
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)
ペトロシアンはK-1 WORLD MAX 2009・10世界トーナメント覇者。昨年7月にはアメリカの『Bellator Kickboxing』が開催したイタリア大会で、同階級の前K-1 WORLD GP王者チンギス・アラゾフとの新旧K-1王者対決を制すなど、現在も世界のトップ戦線で活躍している。ONEには昨年4月から参戦。現在までにキックルールで2試合を戦い、いずれも完勝だった。今年5月のグランプリ準々決勝でペットモラコットに判定負けを喫したが、ペットモラコットの首相撲が反則に該当するとしてノーコンテストへ。7月の再戦で完勝し、準決勝へコマを進めた。
対するナタウットは3度の世界王者に輝いたムエタイの実力者。2018年4月にペトロシアンと対戦し、3-0の判定で敗れている。今回はトーナメント決勝進出を懸けた一戦であると同時に、1年半越しのリベンジの機会でもある。
積極的に手を出すナタウット。どっしりと構えるペトロシアンは、ローを丁寧にカットし、ハイキックはスウェーでかわし左ストレートを打ち込んでいく。反撃するナタウットの右ローがペトロシアンの金的に入りインジャリータイムが与えられたが再開。直後からペトロシアンが攻勢を強め、ナタウットのガードの上からもお構いなしに殴りつけていく。
エンディングは唐突に訪れた。ナタウットが右ストレートのフェイントを見せた直後に、ペトロシアンが狙いすませた左ストレート。顔面を正面から撃ち抜かれたナタウットは真後ろに倒れ、そのまま10カウントを聞いた。
この勝利でペトロシアンは、今年10月13日に東京で行われるONE日本大会で、サミー・サナ(フランス)と決勝戦を争うこととなった。優勝者には賞金100万米ドル(約1億630万円)が授与される。
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