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朱里がグラウンドで猛攻、マドレーヌ奮闘もタップし涙「もっと強くなりたい」=バリアフリープロレス

2019/09/28(土)UP

朱里(左)はグラウンドで優勢。後半はマドレーヌも見せ場を作った

 視覚、聴覚障害者にもプロレスが楽しめるバリアフリープロレス『HERO23』が9月28日(土)、新木場1stRINGで行われた。聴覚障害者にはマイクアピール時などにスタッフがリングに上がり手話を。視覚障害者のためにスマートフォンで実況解説が聞けるサービスが提供されている。
 この興行でMMA(総合格闘技)と女子プロレスで活動する二刀流の二人、朱里vsマドレーヌがプロレスのスペシャルワンマッチで対戦した。

朱里は足で腕を極めながらバックチョークでマドレーヌからタップをとった。

 朱里は2008年『ハッスル』でプロレスデビュー、格闘技では空手をバックボーンにKrush王座、パンクラス王座を奪取。その実績で17年9月にUFCデビュー。日本人女子ファイター初勝利を飾った。しかし、今年6月22日に4戦目を判定負けし、UFC戦績を1勝3敗で終え、8月13日に自主興行でプロレスに復帰した。

 一方、マドレーヌは17年にMMAでデビューしたばかり。メルヘンの国から来た、メルヘン戦士マドレーヌを名乗り、そのパフォーマンスなどで一躍脚光を浴びる。今年6月のDEEPでは、MMA戦績1勝4敗にも関わらず、初代DEEP女子フライ級王者のしなしさとこと対戦。腕十字で一本負けするも粘りを見せ、上を奪うシーンもあり健闘した。
 プロレスは今年5月には『ディアナ』後楽園大会にてデビュー。プロレスはまだ4ヶ月で自力勝利は無いが朱里に「どうにかして勝つ」と意気込む。

朱里の腕十字を必死に耐えるマドレーヌ

 試合でリングインし、大きく深呼吸するマドレーヌ。「憧れでもあった朱里選手にこれまでに無い緊張感だった」と語る。
 ゴングが鳴ると朱里のグラウンド攻撃でリングを転がされ、アームロックへ行くとマドレーヌは足でロープエスケープ。立てば朱里が首投げからスリーパーで首を締め上げるとマドレーヌは再び足でロープに。

 胸上へのエルボー合戦でも破壊力に差があり、朱里の腰の入ったエルボーが打ち込まれると骨を打つ音が会場に響く。倒れると腰のあたりに朱里の強烈な蹴りを見舞われるが、マドレーヌもドロップキックや起死回生の側転蹴りを見せたり、バックチョークを極めにいったり、前方回転エビ固めでフォールを決めに行ったりと奮闘ぶりを見せる。

泣きそうになりながらも諦めないマドレーヌの立ち向かう表情

 しかし、最後は朱里の脇固めを耐えるマドレーヌに、体勢を変えバックチョークを極めるとマドレーヌはたまらずタップ。朱里がプロレスと格闘技のリアルな強さを見せつけた。

 試合後、朱里はインタビューで「プロレスと格闘技は違う競技、どちらも素晴らしいもの。本当に大変な道だと思います。でも自分で選んだ道を、やりたい事をやって、何を言われようと、全力で突っ走ってほしいです。 また試合ができる日を楽しみにしています」とマドレーヌに励ましの言葉を贈った。

プロレスらしい魅せる側転蹴りを出すマドレーヌ。後ろには聴覚障害のファンに向け経過時間が表示された。

 プロレスは格闘技と違い、ルールとして背中をつけた3カウントで勝負がつくのは誰もが知るとおりだ。更に相手の技を丈夫な体で受け切って倒すのがプロレスの醍醐味とも言われる。
 新日本プロレスのルールブックを見ると、打撃では安全性確保のため、拳頭での打撃、肘と膝の先端での打撃は禁止、つま先での前蹴りの禁止、金的攻撃の禁止などが並び、プロレス団体では、このルールを採用しているのが一般的と言われる。その中で得意技、魅せる技を持つ事が大事だ。格闘技で打撃が得意だとプロレス用打撃との切り替えが大変そうだが、マドレーヌは総合格闘技デビュー2年、しかしプロレスデビュー4ヶ月。必殺技の会得まで時間が必要になるだろう。

▶︎次ページは試合後、タブレットでの聴覚障害者からの励ましにマドレーヌ涙

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