【K-1 KRUSH】高梨knuckle美穂が延長戦を制して初防衛、不可思は堀井翼にパンチでKO勝利
▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R 延長1R
◯大岩翔大(湘南格闘クラブ)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●KOUMA(WSRフェアテックス荒川/REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者/第6代・第9代WPMF日本スーパーバンタム級王者)
大岩はサウスポーから繰り出される左ストレートや爆発力が武器にK-1GROUPで活躍してきた。KRUSHスーパー・バンタム級王座決定トーナメントに参戦したが現KRUSH王者の玖村将史に敗れて今回が再起戦だ。
対するKOUMAは、これまでREBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王座や第6代・第9代WPMF日本スーパーバンタム級王座などのタイトルを獲得してきた実力者。今回がK-1GROUP初参戦でどのような戦いを見せるか注目される。
1R、大岩がサウスポーに構えて左ミドルやローを走らせる。対するKOUMAは変則的な右フックを飛び込みで放ち、遠い距離感で様子を見る。終盤に大岩は鋭い左ローを蹴り込むとKOUMAの足が流れた。
2R、KOUMAの飛び込みの右フックに対して、大岩が左ストレートをコンパクトに合わせて最初のダウンを奪う。それでも前に出るKOUMAに大岩が打ち合いに応じて、左ストレートをヒットさせるとKOUMAは右フックを当て返す。冷静に左ミドルを散らす大岩は、打ち合いの中で右のジャブを丁寧に合わせて2つ目のダウンを奪う。KOUMAは立ち上がるとやはり飛び込んでの右ローからの右フックを振り回す。
3Rになると後がないKOUMAが飛び込みの右フックを狙っていく。さらにKOUMAは近距離での大振りのパンチで逆転を狙うが、大岩は左ミドルやローを走らせつつ左ストレートをクリーンヒットするとKOUMAの右目尻から出血。最後までスタミナが切れることなく打ち合う両者だが、大岩はうまく回り込んでKOUMAのパンチをいなし、自身の左ストレートのヒット数を増やして大差の判定で勝利した。
▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級 3分3R 延長1R
◯植村真弥(WSRフェアテックス幕張)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●工藤勇樹(エスジム)
両者は共に初代KRUSHクルーザー級王座決定トーナメントに参戦していたが、工藤はK-Jeeに一回戦で、植村は準決勝でRUIに敗れて王座獲得はならなかった。これからのKRUSHクルーザー級を占い一戦になりそうだ。工藤は技巧派、対する植村は強烈なパンチを振り回す豪腕であるため白熱した試合が期待される。
1R、植村が前進して豪快な左フックを振り回すと一気に会場が沸く。工藤は植村の前進に対して前蹴りや左ミドルをヒットさせて距離感をキープ。しかし植村がガードを固めて前進し近距離になると右ストレートを振り回してヒット、工藤の顎がガクンと跳ね飛ぶ。植村は右に回ってカウンターの右フックを狙って工藤を追いかけ続ける。ハンマーのような植村のパンチが会場を沸かせる。
2R、冷静に右ローを放つ工藤に対して、植村が大振りの左フックから右フックをクリーンヒットさせると工藤が仰向けになってダウン。立ち上がった工藤に対して、その後追い討ちをかける植村が左右のボディフックから右ストレートを狙って行くが工藤は耐える。
工藤のダメージは明らかだが、何とか右の前蹴りや左ハイキックで対抗する工藤に植村がハンマーのようなパンチを打ち付けていく。ラウンド全体としては植村が主導権を完全にキープ。
3R、序盤から工藤が左ミドルや右ストレートをガードの上から叩き込んでいくが、植村のダメージはない様子。序盤は様子を見ていた植村だが中盤になると、爆発力で右オーバーフックを工藤の顎にヒットさせロープ際に追い込む。
終盤まで植村が相手の攻撃をしっかりガードしてはメリハリをつけて、左右のボディフックからの右ストレートを振るっていき、顔面に右フックを何度もヒットさせ続ける。工藤も手数は止めずに右ローやミドルをコツコツ蹴り続けるがダメージを与えることは出来なかった。3Rとも植村がポイントを取って判定勝利した。
▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R 延長1R
●小倉尚也(スクランブル渋谷)
判定1-2 ※三者とも10-9
◯龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
※本戦は30-29、29-28、29-29
小倉はコンパクトな右フックやストレートを武器に今年の3月に桝本“ゴリ”翔也をKOして、6月の両国国技館で開催されたK-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントにリザーブファイトで参戦を果たす。しかし、現K-1ライト級王者の弟・ 勇汰にKO負けして今回が再起戦。戦績は22戦 13勝(7KO) 7敗 2分。対する龍斗は若手が多く在籍するK-1 GYM横浜infinity所属でここ2戦は連敗しており、今回に再起をかける。戦績は12戦 3勝(0KO) 8敗 1分。
1R、右に回って左ジャブや前蹴りで牽制する龍斗に対して、小倉がガードを固めて左フックを振るっていくが空を切る。龍斗は左ジャブを何度もヒットさせてカウンターの右フックを合わせていくと小倉の顔が赤くなる。
2R、小倉は左ジャブを起点に前進して左フックをヒットさせると、龍斗はそれに合わせるように前蹴りや飛びヒザを返す。前半は小倉が接近してのボディや右ストレートを当て込むが、後半は龍斗がその前進に対応し出して、ボディへの右ヒザを突き上げ、右ストレートをコンパクトに当て込む。
3R、前半同様前に出て龍斗を追いかけ続ける小倉が左フックで中に入って右ストレートを狙っていく。龍斗の左ジャブや右ストレートで小倉は顔からは出血しているが、それでも前に出て近距離での打ち合いに持ち込もうとする。依然龍斗は冷静で右ヒザや左ジャブで小倉を近づかせず、離れ際に右ストレートをヒットさせる。判定はアグレッシブに攻め続けた小倉と、相手の動きをよく見て攻撃を当てていった龍斗で判定が割れて1-1となったため延長戦に。
延長Rになると、両者は前進して左右のフックを交錯させる。小倉は血だらけになりながら前に出て左フックや右ストレートを果敢に振るっていく。対する龍斗も負けじとカウンターの右ストレートを返す。さらに右のヒザを突き刺し、時折右ハイキックを軽くヒットさせて印象付ける。お互いに決定的なダメージを与えることはできなかったが、攻撃のバリエーションで龍斗が上回って判定勝利した。
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