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【K-1 KRUSH】高梨knuckle美穂、目標は階級上げ女子トーナメントでのKANAとの一騎打ち

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2019/10/09(水)UP

Tシャツの意味は「あっ、ナックル(だ)」と気楽に反応してほしいという

 10月13日(日)東京・後楽園ホールで開催される『K-1 KRUSH FIGHT.106』で初防衛戦を行う、第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(26=Y’ZD GYM)。

 高梨は昨年9月のKHAOSでプロデビュー。今年5月大会でC-ZUKAを3RKOで下し、プロ3戦目でK-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座に就いた。戦績は3戦3勝(2KO)で、今回が初防衛戦だ。

 昨年4月デビュー前に”プロ査定試合”として出場した韓国の『MAX FC』でも正規王者相手にダウンを2回奪い、KO寸前まで追い詰め勝利している。女子軽量級の中でも特に倒せるファイターの一人だ。

 挑戦者は、WPMF世界女子ピン級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(16=タイ)。若年ながら戦績は73戦60勝(9KO)12敗1分と、試合経験では高梨を大きく上回っている。

リングの外では可愛らしい笑顔の高梨

 高橋は4年前にY’ZD GYMの門を叩いた。「小さい頃、お母さんが格闘技を見るのが好きで。大人になって私も始めてみようかなと、フィットネス感覚で」習い始めたという。「試合に出るつもりはなかったんですが、はまっちゃいました」と言う高梨。

「もちろん(ジムの外の)表ではやりませんよ」と”元ヤン”ではないときっぱり否定した後「バックボーンは、部活のバスケットや、陸上を少しやっていたくらいですかね」と言う。

 王座を獲って「ようやく母親も私が格闘技をやることを認めてくれました」のだと言う。「(キックを始めても)中途半端に終わると思っていて、心配していたようです。私自身、仕事などどうしようか悩んでいました」とキャリアが少ないだけに不安もあったという。現在は仕事をやめて、アルバイト生活。キックボクシングに懸ける。

knuckle美穂は止まらない

 今の目標は「とにかく強い相手とやりたい。KANA選手(第2代・第4代K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級王者)が女子K-1フライ級トーナメントを望んでいるけれど、出れるなら出たい。(師匠の)シラー先生は大きくないので厳しいんじゃないと言うけれど、もっと身体を変えられると思うので。KANA選手もパンチがあるので、体感してみたい」と強い相手とやるなら、階級アップも辞さないつもりだ。高梨が王座防衛で、トーナメントが開催されれば、階級を超えたKRUSH王座同士の一騎打ちとなる。

 高梨のファイトスタイルは物怖じせずに前へ出続け、相手が倒れるまでパンチを叩き込み続ける徹底したブルファイター。「怖いと思ったことは一度も無いです。アドレナリンが出ているからですかね。もらったらやり返したい」と言う。

 そんなスタイルについて「止まりたくない。止まっちゃったら自分に負けたような気がして。相手の攻撃が嫌で止まるというのはしたくない。止めて、KOしてみろとも思いますね」と信条だとも言う。止まらない高梨は、13日、その勢いのまま初防衛を目指す。

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