【K-1 KRUSH】高梨knuckle美穂が延長戦を制して初防衛、不可思は堀井翼にパンチでKO勝利
K-1実行委員会
『K-1 KRUSH FIGHT.105』
2019年10月13日(日) 東京・後楽園ホール
▼メインイベント 第9試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級タイトルマッチ 3分3R 延長1R
◯高梨knuckle美穂(王者/日本/Y’ZD GYM)※初防衛戦
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●パヤーフォン・アユタヤファイトジム(挑戦者/タイ/Ayothaya Fight Gym)
※高梨が初防衛に成功。
※本戦は30-28、29-29、29-29(1者はパヤーフォンを支持)
高梨は昨年9月のKHAOSでプロデビュー。今年5月大会でC-ZUKAを3RKOで下してK-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座に就いた。初防衛戦の今回がプロ4戦目となり、現在の戦績は3戦3勝のうち2つがKO勝利という強打者だ。物怖じせずに前へ出続け、相手が倒れるまでパンチを叩き込み続けるファイトスタイルを身上とする。今回が初防衛戦。
対するパヤーフォンは17歳ながら既に日本でも試合経験があり、KRUSHにも参戦経験があるLittle TigerやCOMACHIに勝利を収めている。戦績は70戦を超え、今年2月には日本での試合でWPMF世界女子ピン級王座を獲得している。公開練習では元K-1スーパー・ライト級王者のゲーオが太鼓判を押すほどの実力者だ。
1R、軽快なステップから右ローを放っていく高梨に対し、パヤーフォンが鋭い左右のミドルを返す。パヤーフォンは右ミドルを蹴り込んで、飛び込みの右ストレートを打ち込むと高梨もすぐさまリターンの左フックを返す。パヤーフォンの飛び込みのスピードが速く高梨はなかなかパンチが出ない。終盤にパヤーフォンは右ストレートをヒットさせた。
2R、距離を取るパヤーフォンはゆったりとした構えから入り込んでの右ローで先制する。高梨はパヤーフォンの右ミドルを交わしてワンツーをヒット、右ミドルまで繋いでいく。終盤にパヤーフォンは飛び込みの右ストレートをクリーンヒットさせた。高梨は右ローやミドルは何度も蹴り込んでいくが、やはり持ち味のパンチがなかなか出ない。
3Rになると前に出る高梨に対して、パヤーフォンは前蹴りや左右のミドルで対抗。その蹴りを受けると高梨は一気に距離を詰めてコーナーにパヤーフォンを押し込み左右のフックをボディに放っていく。パヤーフォンは依然として絶妙な距離感を保ち、入ってきた高梨に対して連続で右ミドルを当て込んでいく。終盤まで両者は決定打はなく、パンチの手数では高梨、距離感と蹴り技ではパヤーフォンというところ。判定は1者はパヤーフォンを支持したが決着は付かず延長戦に突入した。
延長Rになるとパヤーフォンはこれまで同様左右のミドルを起点に攻めると、高梨がセコンドからの指示で怒涛のラッシュを見せコーナーにパヤーフォンを追い込んで左右のフックを当て込む。さらに、離れ際に右ボディを効かせるとパヤーフォンの表情が一瞬曇る。
高梨は終盤までテンポ良く右ミドルやローを走らせ、右ストレートをヒット。接近戦は避けたいパヤーフォンは左右のミドルで応戦するが高梨のパンチを被弾してしまう。延長Rで王者の意地を見せた高梨がパヤーフォンを振り切った。
勝利した高梨は「今日は本当にご来場ありがとうございます。台風でどうなるかと思いましたが、台風を関係なしに応援してくれて本当にありがとうございます。倒せなくて申し訳ありません」とファンに謝罪した。
ファンからは「ナイスファイト」という声が飛び交う中「今の戦い方じゃダメって感じました。でも戦績のある相手に判定勝利できたことは嬉しく思います。トレーナーといつも応援してくださる方々ありがとうございます。もっと強くなるためにもっと練習していくので、これからも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
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