【ボクシング】台湾で「はじめの一歩」人気からコラボ大会開催!日本から3選手がKO勝利を飾る
11月30日(土)、台湾のサンワールド・ダイナスティホテル2階の大広間において、今年30周年を迎えた人気ボクシング漫画『はじめの一歩』とコラボしたプロボクシング興行『2019台湾 職業拳王争覇戦 vol.3』が開催された。
現在、アジア有数の女子ボクシング強豪国として2020年東京五輪でも複数メダルの獲得が期待される台湾だが、プロボクシング市場は不毛に等しかった。しかし、台湾といえば世界一とも言われる親日国家であり、その中で、マンガもまた人気のある日本文化のひとつだ。
東京五輪を目指している台湾人ボクサーたちには、ボクシング・マンガの王道『はじめの一歩』をきっかけに格闘技を始めたファイターも多いという。こうした理由から、今回は『はじめの一歩』と興行側がコラボし、作者である森川ジョージ氏や、同氏が会長を務めるJBスポーツボクシングジムの3選手(日本人は別のジムからも杉田ダイスケが出場)が招かれ、メインイベンターを務めた田村亮一は、モエンサク・ヨル(インドネシア)とOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級・シルバー王座決定戦の10回戦に臨んだ。
以前に、日本王座に就いた実績もある田村は、開始早々からヨルに実力差を見せつけ、2ラウンドにはボディブローで3度、ヨルをキャンバスに沈めた。何度も立ちあがるヨルの気迫も観客を感心させたが、田村の勢いは止まらず、事実上、4度目のダウンとなるタイミングでレフェリーが試合をストップ。所属選手が3人(田村、花森成吾、渡部浩人)とも第2ラウンドで早期TKO勝ちしたことに、森川氏もご満悦の様子で、次のようにコメントした。
「とりあえずホッとした。昨日の会見では“マンガのように激しい戦いを期待してください”と言ったものの、同じ光景を見ても国によって感じ方が違うので、お客さんの反応が気になったが、とても喜んでいた。台湾の皆さんは人柄がよく、食事も美味しかったので、また来たいし、何よりボクシングの発展を祈りたい」
台湾では大きな大会は、去年から始まって3回目だが、第二次世界大戦の前後からプロボクシング興行の試みが何度かあった。また、選手たちにプロボクシングの経験を積ませるための小規模な大会は、今も定期的に行われている。大規模な大会は、次回、来年3月ごろを目処としているとのこと。(善理俊哉)
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