【ボクシング】ロマゴンが2回TKO勝利「来年、再び王座に返り咲きたい」
12月23日(月)神奈川・横浜アリーナでの『トリプル世界戦』の前座として、かつては井上尚弥(大橋)最大の標的と見られ、軽量級最強の評価を欲しいままにしてきたローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が1年3ヶ月ぶりの復帰戦。ディオネル・ディオコス(フィリピン)との116ポンド契約8回戦を行い、第2ラウンド2分20秒にTKO勝ちを収めた。
試合が始まるとディオコスは、左手を小手先だけで使って、ゴンサレスのブロッキングをかき回そうする。ゴンサレスはこれをやや鬱陶しそうにしながらも前進し、左ボディブローを打ち込むと、ディオコスはその威力に動揺した様子を見せた。
その後もディオコスはゴンサレスの重いパンチの前に安定感を失い、何よりも左ボディブローには恐怖心を植え付けられ、腕のガードがそれに反応してしまう。それで空いた顔面にゴンサレスは左フックを打ち込むなど、対照的に至って冷静だった。
第2ラウンドに入ると、ゴンサレスはディオコスのうるさそうだった左ジャブに、頭の位置を忙しく動かして避け続ける。ディオコスは意を決して力強いコンビネーションを放ち始めたが、それでも技術力はゴンサレスのほうが一見して上。
中盤、力強い右ストレートを2度もらい、 ロープにもたれかかったディオコスを、ダウンと判断したレフェリーがカウントを取った。再開後も強打を放ち続けるゴンサレスにディオコスは、倒れこそしなかったが防戦一方。それを見てレフェリーが試合を止めた。
ゴンサレスは2017年3月にシーサケットに判定負けしWBCスーパーフライ級王座から陥落、同年9月にダイレクトリマッチを行なったが、4回1分18秒でKO負けを喫し王座返り咲きに失敗した。2018年11月25日、ペドロ・ゲバラと12月8日に対戦することが決まっていたが、トレーニング中にヒザを怪我して欠場することが発表され、後日手術を受けた。今回の快勝で「来年再び王座に返り咲きたい」と意気込んだ。
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