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【ビッグバン】2年3か月ぶり復帰のモハン・ドラゴンが剛打でダウンを奪い勝利

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2019/12/29(日)UP

全力で振り回してくるラムチョンの蹴りに山際はペースを崩され無念の判定負け

▼第10試合 セミファイナル 3分3R 67kg契約 ビッグバンルール
●山際和希(谷山ジム/前Bigbangウェルター級王者)
判定0-3 ※三者とも28-29
○ケオ・ラムチョン(カンボジア/Riel Team/クメール ファイター67kg級王者)
※3Rにクリンチ多発のため両者に減点1

 krushとビッグバンでキャリアを積んできた山際がカンボジアの格闘技クン・クメールで166戦のキャリアを持つという王者・ラムチョンを迎え撃った。

 大きく振り回す右ローを見せるラムチョンに、山際は冷静に左ジャブ、左前蹴りで距離を取り右ローを打ち込む。しかしお構いなしに前進するラムチョンはスイッチしながら大きな左右ロー、振り回すフック。クリーンヒットはないものの山際のバランスを崩す。

山際は右ミドルから右ストレートと基本に沿ったコンビネーションを見せたが、ラフなラムチョンを崩しきれなかった

 山際が左ミドル、右ミドルから右ストレートとコンビネーションを打ち込むが、ラムチョンは強振する右ローで山際の軸足を刈り取り何度も転倒させる。クリーンヒットは山際が優るが、ラムチョンの強振のプレッシャーに疲労の色が見える。

 最終ラウンドも強振を止めないラムチョンに山際は右ストレート、右ミドルで応戦。空振りの拍子にクリンチが多発し、両者にレッドカード(減点1)が下される。ラウンド終盤は打ち合いの中で山際が左フックを直撃させるが、手数とプレッシャーはラムチョン。最後まで勢いが衰えずプレッシャーで試合を支配したラムチョンが山際を下し歓喜の声を上げた。


実方の一撃で訓を粉砕、世代交代を果たしビッグバン王座を手にした

▼第9試合 ヘビー級王座決定戦 3分3R延長1R ビッグバンルール
●訓-NORI-(K-1ジム総本部チームペガサス)
KO 2R2分5秒
○実方宏介(真樹ジムAICHI)
※実方がタイトル獲得

 1R、じっくりとプレッシャーをかける実方が出す蹴りに訓がパンチを合わせていく展開。実方の重い右ロー、左ミドルが鈍い音を立てると、炸裂弾のような訓の左右ボディフックが実方の腹をとらえる。

実方の蹴りに訓はよくパンチを合わせヒットを奪っていた

 2Rに入ると訓がプレッシャーを強め左右フックで前進、右オーバーハンドを実方のテンプルにヒットさせる。実方は下がりながらも呼び込んでヒザ、離れ際に右ローと距離をうまく使い、訓の離れ際に右フックを直撃させると訓は真後ろに倒れ込みダウン。レフェリーが即座に試合をストップし、実方が念願のビッグバン王座を獲得した。

 実方はマイクを握ると「訓選手、すぐに再戦うけてくれてありがとうございました。愛鷹選手に負けて火が付きました。愛鷹選手よりも価値のあるビッグバンのチャンピオンと言われるように頑張ります」と新王者としてさらなる活躍を誓った。

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