【ビッグバン】2年3か月ぶり復帰のモハン・ドラゴンが剛打でダウンを奪い勝利
谷山ジム
『Bigbang-統一への道-37』
2019年12月29日(日)東京・後楽園ホール
▼第13試合 メインイベント第3試合 ウェルター級王座決定戦 3分3R延長1R ビッグバンルール
○モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)
判定3-0 ※29-27、29-28、29-27
●ジョージ(フリー)
※モハンがタイトルを獲得
モハンはネパールからの留学生として来日し、K-1のリングに憧れてキックボクシングを始めるとその才能を開花。豪快なパンチとファイティングスピリッツを武器に真っ向勝負を挑み続け、2012年1月にMA日本スーパーライト級王座を獲得。2016年にはK-1初代ウェルター級王座決定トーナメントに抜擢され、決勝で現王者の久保優太に判定で敗れるも、大会MVPを獲得する活躍を見せた。
それ以降は新宿で営む料理店の経営に集中していたが復帰。元RISE新人王のジョージを相手に格闘家人生の第2章の幕を開けられるか。
1Rからモハンが左右のフックを強振。鈍く重い音を響かせながらジョージをコーナーに詰めるが、がっちりとガードを固めたジョージは耐えきると、スイングの大きいモハンのパンチの内側から右ストレートをヒット。モハンが前に出てくるところにカウンターのヒザを腹に突き刺す。
プレッシャーをかけ前進するのはジョージ。固いガードから右ストレートでモハンを押し込むが、モハンは手数を緩めずお構いなしのフック連打。ついに右フックがジョージの横っ面をとらえ、座り込むようにジョージがダウンを喫する。
しかし立ち上がったジョージはプレッシャーを緩めずパンチの応酬に。ラウンド終盤まで両者手を緩めず、モハンは右フック、ジョージは右アッパーをよく当てる。
3Rも最初から最後まで両者拳を投げつけ合うかのような打ち合い。何度も顔面をとらえるが、両者ぐらつくも最後まで耐えきり終了のゴング。
ビッグバン史上に残るような壮絶な打ち合いは、ダウンの差でモハンの勝利。2年3か月ぶりのリングを勝利で飾り、ビッグバンのベルトを腰に巻いた。
モハンは興奮気味に早口の日本語で「おかげさまで僕チャンピオンになりました!42歳です!」とお世話になったという関係者に挨拶。多くのファンや同郷の友人らからの祝福を受けた。
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