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【ジャパンキック】エース・石川直樹が四冠王・松崎公則を切り裂き、ヒジ巧者対決制する

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2020/01/05(日)UP

強打の高校生・モトヤスック(左)が新王者に

第9試合 メインイベント 初代ジャパンキックウェルター級王座決定戦 3分5R
○モトヤスック(同級2位/治政館)
TKO 5R 0:37 ※右ヒジによるカット→レフェリーストップ
●政斗(同級1位/治政館)

高校生ながら落ち着いてカウンターを狙うモトヤスック

 ウェルター級の決定戦は稀に見る同門対決となった。先輩・政斗は3度目のタイトルマッチで初戴冠を狙う。対するモトヤスックは今春卒業を控える高校3年生。18年、19年と無敗で勢いに乗る。 

 1R、サークリングしながら積極的に手数を出し攻める政斗。モトヤスックは単発のロー、ミドルのみで完全に様子見に徹する。

積極的に攻めていく将人(右)

 2R、モトヤスックの狙いすました右フックで政斗がグラつくと、モトヤスックがパンチをまとめ政斗がダウン。立ち上がるも、再度モトヤスックが詰め、パンチ連打。右フックで再度のダウン。KOは時間の問題かと思われたが、モトヤスックは落ち着いて倒し時を狙う。政斗は手数を止めず、ラウンドを逃げ切った。

 3R、ダメージ大きいと思われた政斗だが、再び積極的に手数を出す。先輩の意地を見せるか。モトヤスックはカウンター待ちに戻る。政斗が大きく踏み込みパンチをヒットさせる場面も。

新王者に輝いたモトヤスック

 4Rは、3Rと同じような展開に。後半モトヤスックの左フックで政斗がグラつく場面があるも、政斗は踏みとどまり攻撃を休めない。

 5R、後が無い政斗が、大きく飛び込んでからのパンチコンビネーションを放つ。するとモトヤスックがカウンターの左ヒジ一閃。流血する政斗に、すぐさまレフリーが試合を止め、高校生新王者が誕生した。


思い切りの良い攻撃で攻める渡辺(左)

▼第8試合 メインイベント 第2代ジャパンキックフェザー級王座決定戦 3分5R
◯渡辺航己(JMN/同級2位)
判定3-0 ※50-46、50-46、50-47
●櫓木淳平(ビクトリー/同級3位)
※渡辺が第2代王座に就く

大ぶりの右で攻め込む渡辺

 石原將伍が王座返上。新潟在住で連勝を続ける渡辺と、石原の後輩である櫓木が王座を争う。両者は昨年5月に対戦しており、渡辺が判定勝利している。

 1R、互いに手の内は知っているとばかりに、序盤から打ち合う両者。渡辺はボディから顔面へのパンチコンビネーションで先手を取る。終盤渡辺の左フックがクリーンヒット。

 2R、渡辺が踏み込んで思い切りのいいパンチを放つ。櫓木は下がりつつも、ローを返すと渡辺がバランスを崩す。負けじとローも繰り出す渡辺。

 3R、下がり気味だった櫓木が攻勢に。ハイキックもヒットさせる。渡辺はカウンターを狙う。

 4R、ポイントで負けている櫓木がカットを狙いヒジで攻めるが、渡辺も負けん気を出しヒジ対決に。渡辺がバックヒジも連発しはじめると、次第に櫓木が押され気味に。渡辺の身体ごと飛び込んでくる攻撃が止まらず、櫓木は持て余し気味。

渡辺航己が新王者の座を手にした

 5R、櫓木が組んでのヒジ、ヒザを狙うが、渡辺が先手を取り先にパンチを入れる。ラストは渡辺がまるでボールを投げるかのような大きく振りかぶりの右ストレートを連続ヒットさせる。

 終始攻勢だった渡辺がフルマークで判定勝利、新王者の座を手にした。


▼第7試合 セミファイナル  日泰国際戦   55.5kg契約 33R
◯馬渡亮太(チェンマイスタジアム認定バンタム級王者・前ジャパンキック バンタム級王者/治政館)
TKO 2R1分32秒 ※左ボディブローレフェリーストップ
チャモアペット ソー・ヴィラデット(元泰国ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級4位/タイ)

▼第6試合 セミファイナル  日泰国際戦59kg契約 33R
瀧澤博人(元日本バンタム級王者・ジャパンキック フェザー級1位/ビクトリー)
TKO 3R1分43秒 ※レフェリーストップ
◯ペッワンチャイ・ラジャサクレックムエタイジム(タイ) 

▼第5試合 ジャパンキックバンタム級ランキング戦 54kg 契約33R
◯幸太(ジャパンキック バンタム級1位/ビクトリー)
TKO 1R2分58秒 ※右ヒジレフェリーストップ
阿部泰彦(同級3位/JMN

▼第4試合 ジャパンキックライト級ランキング戦  33R
◯野崎元気(同級4位/誠真)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
睦雅(同級7位/ビクトリー)

▼第3試合 ジャパンキックフェザー級 33R
又吉淳哉(市原ジム)
不戦勝
◯龍聖(TRY HARD
※又吉が計量オーバー、その後ドクターストップとなり試合中止

▼第2試合 ジャパンキックフェザー級 33R
◯西原茉生(チームチトク)
TKO 1R2分41秒 ※レフェリーストップ
財辺恭輔(REON Fighting Sports Gym
西原がヤングライオン賞を獲得(若手のベストバウトをした選手に贈られる賞) 

▼第1試合 ジャパンキックバンタム級 33R
◯義由亜(治政館)
判定3-0 ※三者とも30-24
ナカムランチャイ・ケンタ(team AKATSUKI

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