【ムサフェス】格闘技とロックの融合、元ラジャ王者のT-98がオランダ代表に勝利
▼第3試合 ヘビー級
○バダ・フェルダオス(オランダ)
TKO 2R44秒 ※ドクターストップ
●山下力也(道真会館)
山下は“道真会館の重戦車”の異名をもつフルコンタクト空手仕込みのファイター。重量級らしからぬ華麗なハイキックでKOを量産する。対するフェルダオスはピーター・アーツの愛弟子。2018年6月に当時のRISEヘビー級王者・清水賢吾を1Rで粉砕しその名を轟かせた。山下は昨年12月にアーツのジムで汗を流す内田雄大に判定負けを喫しており、間接的にアーツ陣営へのリベンジを果たしたいところだ。
強烈な左ミドルを打ち込むフェルダオスにガードを固めて前進、左右ローを繰り出す山下。後退しない山下に繰り出したフェルダオスの飛びヒザで山下の左目をカット。ドクターチェックが入る。長いチェックの後再開すると、山下はガードを固め前進。フェルダオスはテンカオを突き刺し、長いリーチのパンチを打ち込む。
フェルダオスのファウルカップが落ちたタイミングで再度山下のドクターチェック。再開すると一気に距離を詰め、前進から放った山下の左ハイキックがフェルダオスのアゴを打ち抜きダウン。一気に山下が形勢を逆転。山下のラッシュにフェルダオスもカウンターを合わせようと手を出すが、左フックの直撃を受けぐらつき、あわやというところでゴングに救われる。
2Rも打ち合いの様相を見せ、フェルダオスは右アッパーで山下のアゴを跳ね上げると、山下は愚直に右ロー、右ミドルで前進。両者引かない姿勢を見せるが、山下の流血が激しく三度目のドクターチェック。ここでドクターが首を横に振り試合がストップされ、フェルダオスがTKO勝利を勝ち取った。
▼第1試合 ライト級63kg契約
△ピエトロ・ドウリャ(オランダ)
判定0-0 ※30-30、30-30、29-29
△麻原将平(PFP)
麻原は新人時代より武蔵の指導を受けてきたファイター。元HOOST CUPスーパーライト級王者の肩書を持ち、ホーストもその実力を認める。対するはアーネスト・ホースト推薦のA1世界王者ドウリャ。これまで不可思、裕樹、梅野源治といった日本トップファイターたちと拳を交えてきた日本でもおなじみのファイター。一撃必倒のパワーを持つドウリャに麻原がどう対応するか。
1R、サウスポーのドウリャが左ミドル、麻原が右ミドルの応酬の中で麻原が右ボディストレートを伸ばすとドウリャが右ロー連打に切り替え。前進する麻原が左右ボディを連打を浴びせ、下がったガードに右フックを合わせる。
2R、麻原がスイッチし左ミドルを打ち込むが、ドウリャの左ローが前足に当たりやすくなりあさはらがやや嫌がる素振り。戻した麻原は飛びヒザ蹴りから右ボディを打ち込むとドウリャの動きが止まる。
3R、打ち合いが激しくなり麻原は右もドルから左右ボディ、ドウリャは左ローから左ストレートを返しヒットを奪い合う。麻原は足を嫌がり、ドウリャは腹を嫌がるがダメージはドウリャが多いか。麻原がサウスポーにスイッチし左ストレートを見せるとドウリャもオーソドックスに変え右ローと変化を入れながら手を緩めず。終盤には麻原が胴回し回転蹴りを見せるが不発。両者激しい打ち合いのまま最終ラウンドのゴングを迎えた。
判定はジャッジ3者が全員同点につける全くの互角。日本vsオランダの対抗戦の初戦はドローとなった。
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