【ボクシング】元日本王者・土屋修平が危機感 ”他格闘技に負けないコンテンツを”
1月12日(日)東京・後楽園ホールにて開催されたプロボクシング興行『DANGAN232』に、元日本ライト級王者・土屋修平(Reason大貴)が出場、現日本、OPBF、WBOAPライト級の三冠王者の吉野修一郎(三迫)とエキシビションスパーリングを行った。
土屋はキックボクサーからプロボクシングに転向し、2009年7月のデビュー以来12連続KO勝利。その後連勝は14で止められたものの、着実にキャリアを積み重ね2016年12月に日本ライト級王座を獲得した。しかし2017年6月の水藤翔太(とよはし)に勝利したリング上で「最高のものを提供できないなら引退」と引退。しかし「ボクシング界に風穴を開けたい」と復帰を決意し、今回復帰戦に臨む予定だったが、対戦相手のリ・ヤンヤン(中国)がビザの関係で入国できず試合が中止になっていた。
土屋は吉野とのスパーリングを終えるとマイクを握り、来場したファンへ感謝の言葉を述べた。そして「いろいろ言いたいことはある。ボクシングつまんないでしょうということで、僕が盛り上げていこうと思っている」と復帰に至った真意を語った。
そしてメッセージは現役のプロボクサーに向けられ「お前ら恥ずかしくないのか。RIZINに取られて、K-1に取られて。ファンを」と、他の格闘技に押されボクシング人気が低下していることの危機感を共有。「俺らが一番でしょって言ってやりましょう」と、ボクサー全員で一丸となって競技人気を盛り上げていこうと呼びかけた。
土屋は今回、試合が中止になっても前日計量の場に登場。その場でもボクシング人気が他の格闘技に押されていることを憂いていた。観客として見たときに、「現在のボクシングの12ラウンドは長すぎる」と指摘。キックボクシングと同じ長さで、従来のボクシングよりも早期決着となる5ラウンドマッチをコンテンツ化したいと目標を掲げていた。
試合がエキシビションスパーリングに代わっても「俺を見に来たことを『後悔』なんて絶対にさせない」と意気込んだ通り、まさに”金を取れるスパー”を披露した土屋。ボクシング界に新風を巻き込むための戦いはまだ始まったばかりだ。
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