【BOM】ラジャ王者・竜哉が勝利しRIZIN参戦希望、名高は相手に触れさせず貫禄のKO勝ち
福田海斗が笑顔で切り裂きTKO勝利BOMプロモーション
『BOM ~ The Battle Of MuayThai 〜BOM WAVE02 – Get Over The COVID-19 –』(2ページ目)
2020年10月4日(日)=無観客のため会場は非公開
▼ダブルセミファイナル2 BOM -49kg契約 3分5R
○名高・エイワスポーツジム(吉成名高/エイワスポーツジム)
KO 2R 2分39秒 ※3ノックダウン
●阿部秀虎(鷹虎ジム)
名高はムエタイの二大殿堂、ラジャダムナンとルンピニーのタイトル統一を外国人として2人目、日本人としては初めて成し遂げた驚異の19歳。17年4月にWMC世界ピン級、18年4月にWBCムエタイ世界ミニフライ級、同年9月にはIBFムエタイ世界ミニフライ級と世界王座も次々と奪取し、軽量級最強の呼び声にふさわしい実績を積み重ねている。
対する阿部はBOM、NKB、RISE、新日本キックなど様々な団体のリングに上がる激闘派だ。
サウスポーの名高に、オーソドックスの阿部。阿部がパンチを出しながら詰めるが、名高のスピードある左ミドルで中へ入れない。ローも出す阿部だが、名高のバックステップで空を切る。左ミドル、ハイと蹴り分け、詰めては中段ヒザを入れる名高。ラストは名高が右上段前蹴りを出すと、阿部が吹っ飛ぶ。名高の距離で1Rが終わった印象だ。
2R、ジャブで様子を見る阿部。名高が一瞬のスキをついて、中に踏み込み首相撲。さらに名高の左ヒザ蹴りから返しの左ヒジ打ち一閃で、阿部がダウンする。若干フラつきながらも立ち上がる阿部。落ち着いて阿部の周りをロー、ミドルでサークリングする名高。ラスト1分、名高が左ミドルを繰り出し、ほぼ同じフォームでの飛び込みの上段左ヒザ蹴り。フラつく阿部にとどめとばかり、もう一度左ヒザを顔面に入れると阿部が崩れ落ちる。それでも時間をかけ立ち上がる阿部。
名高がボディから左ミドルと蹴るが、阿部も力を振り絞って、中に入りパンチの連打。しかし名高は避けきり落ち着いてクリンチ。
離れて仕切り直し、名高が左ヒザを今度は阿部のボディに突き刺すと、効いたか。名高は間髪入れず右のヒジ打ちを打ち下ろし、阿部はまたも崩れ落ち、名高の3ノックダウンKO勝利が決まった。
名高はマイクで「8月9日にRIZINに出場したんですが、KOで勝つことが出来ました。僕の目標はムエタイを日本の人たちにもっと普及してほしい、人気が出てほしい。僕がムエタイの代表としてどんどんムエタイの強さを見せて、関心を持ってもらえる試合をしたいと思います」と自分のファイトで日本のムエタイを湧かせると誓った。
(写真提供:BOM)
▶次ページは笑顔で蹴り、切り裂く福田海斗の試合
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