【ムエタイSF】福田海斗、勝つの不可能と言われたルンピニー王者を下した理由語る
10月6日(日)名古屋国際会議場イベントホールで行われた「Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6」で、福田海斗(21=キング・ムエ)がルンピニー王者で軽量級最強と言われるルンナライ・ギャットムー9(24=タイ)を3R KOで下し大金星を挙げた。
3R、終了まであと1秒というところでロープに詰まると福田が右のボディストレートを放った。悶絶してうずくまるルンナライはカウント中に立ち上がることができず、福田が現役ルンピニー王者をKOした。
「絶対に勝てない」とまで言われてたルンナライ戦をどう戦ったのか、試合から数日後、福田がインタビューに応じた。
今回の試合について「(勝ったことに)実感はわかない」としつつも、周囲から勝てないと言われていた件については「作戦を淡々と実行すれば確実に勝つって自信がありました」と振り返った。その作戦は「ローを当ててパンチ、という単純なところが前提」だったという。
1R、2Rでは作戦通りのローがよく当たっていたが、「ディフェンスやリズム、相手をコントロールするテクニックはルンナライのほうが一枚も二枚も上手だった」と語る。
そんな状況からの3R、福田が右ボディフックでKO勝ち。
「ルンナライのガードの高さから、ボディ狙いのパンチで勝負を仕掛けようと会長から指示があったこともあり、ちょうどルンナライの左ヒザに左ボディのカウンターが入って効いたのがわかったため、ここは行くしかないとプレッシャーを強めて勝負した」という。
その時の気持ちについて福田は、「いつも会長と一緒に練習してきたことを常に頭の中に入れて、あとはインターバル中に指示されたことの中から自分が一番必要だと思ったことを頭の中で反芻していました。特に恐怖心とかが頭の中に入り込む余地は無いです。無意識に動くというか、集中しているんでしょうね」。
また今回の右ボディフックは「もうこれで立ってこないだろうと思った」と、パンチの感触を振り返った。
ルンナライとのタイでの再戦の可能性については、レベルアップし続けていけば組まれるかもしれないとしつつも、現時点では難しいと話す。
とはいえ、もしタイで再戦となった場合は「勝つ自信がある」と答えた。
今後は「タイでのし上がっていくことで頭がいっぱい」とタイでの試合を優先する意向を示した。
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