”筋肉アイドル”才木玲佳、フィジーク全国大会で準優勝「悔しいけど、やり切った」
コロナ禍で、日本のボディビル、フィジーク界を代表する団体であるJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の全日本選手権などの大きな大会が中止となる中、今年の日本一の筋肉美を競う筋肉の祭典「ゴールドジム ジャパンカップ」が11月29日(日)に品川区立総合区民会館(きゅりあん)にて開催された。
この大会はゴールドジムが後援する筋肉コンテストの登竜門である「マッスルゲート」の全国5都市の各部門(ボディフィットネス、メンズフィジーク、ウーマンズフィジーク、ビキニ、ボディビル)の優勝者が出場するほか、ゴールドジムの一般会員ならJBBFのボディビルコンテストなどのトップ選手が参加可能という、まさに新人王vsベテラン選手が対決する全国大会となった。
東京大会のウーマンズフィジークで優勝した筋肉アイドルで女子プロレスラーの才木玲佳(28)が参戦。ウーマンズフィジークの部には8人の選りすぐりの選手が参加し、ポージングで6名に削られた。そして勝ち残った才木は次にフリーポーズで自身のプロレスの入場曲である「Ready Go!!!!!」に合わせポージングしながら笑顔で舞った。先週のこんてすとより、よりさらに動きにキレと滑らかさが増した才木。筋肉だけでなく、フリーポーズでの優雅さ、女性らしさなども求められる。
結果発表は6位から順次呼ばれていく。そして残りは3人、才木の他に14年のボディビル日本選手権2位で、19年日本クラス別女子フィジーク158cm以下級2位の清水恵理子と、昨年の2019東日本女子フィジーク選手権オーバーオール優勝の沼田初恵だった。
3位は沼田の名が呼ばれ、残るは才木と清水。ステージ中央でポージングする2人、そして2位に発表で才木の名が呼ばれ、優勝はボディビルダー級の筋肉を持つ清水恵理子となった。
優勝した清水は今大会の全ての競技部門の中から女子MVP選手に輝いた。
才木は昨年、プロレスの試合でアゴを骨折し、現在、長期欠場中だが、プロレスができない今だからこそ挑戦しようと、今年に入ってフィジークに向けたトレーニングとポージングの練習をした。
準優勝の結果に才木はSNSで「ゴールドジムジャパンカップ、準優勝でした!優勝できなかったのは悔しいけど、初挑戦にしては良い結果!やり切ったし、悔いはありません!沢山の応援ありがとうございました」と発信。
今後はプロレスに戻ると思われるが、フィジーク界でも逸材なだけに更に上を目指してほしいとの声もある。筋肉アイドルとして本格的な成績を残した才木、今後の動向にも期待したい。
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