【レベルス】最終戦で日菜太敗れる、海人が判定でREBELS王座獲得、老沼は白幡にリベンジ許す
▼第4試合 スーパーウェルター級/REDルール/3分3R・延長1R
●津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)
判定0-3 ※29-30、28-30、28-30
○リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)
津崎は海上自衛官から世界を回るバックパッカーへ転身。オーストラリアでプロデビューを果たした異色の経歴を持つ。19年にはREBELS-MUAYTHAI スーパーウェルター級王座決定リーグに参戦し、王座奪取はならなかったものの、準優勝の好成績を残した。
対するリカルドは新日本キックの日本ウェルター級王者。これまで国内では新日本キックのリングでのみ戦っていたが、今回レベルス最終戦において初めて他団体のリングに上がる。
津崎とリカルドは昨年9月に対戦しドロー。両者とも完全決着を宣言している。
1R、リカルドが左ミドルからリズムよくパンチをつなげる。津崎はフェイントをかけながら放つ右ロー、右ボディストレートをヒット。至近距離ではリカルドがヒザを突き上げる。ラウンド終盤にリカルドが大きな左フック、右ハイを浅くヒットさせるが、津崎にダメージは見えない。
2R、リカルドが回転のいいパンチで津崎を攻め立てる。リズムのいい左フックが津崎の横面にヒット。津崎は右ロー、大きな右フックで応戦するも、リカルドが左ミドルをカウンターで合わせる。さらにリカルドは左フックをフェイントにいれ左ボディ、右のブラジリアンキックと、柔軟な攻撃で津崎にペースを渡さない。
3R、リカルドの右ストレートから左フックがよくヒットし、津崎は前に出られない。パンチの相打ちになるも、リカルドが追撃し手数がひとつ多い。リズムよく左から右、右から左とパンチをつなぐリカルド。津崎もワンツーで前にでるが、懐に呼び込んだリカルドのヒザがボディにヒット。至近距離ではリカルドがヒジも繰り出す。リカルドが多彩な攻撃でペースを握ったまま試合終了。リカルドが津崎を完封し、決着戦を制した。
▼元REBELS-BLACK 67kg級王者&元REBELS 65kg級王者・UMA引退記念セレモニー
UMAは恵まれた体格から繰り出されるトリッキーな動きと鋭い蹴り技を武器にREBELSやシュートボクシングなど様々なリングで活躍を見せた。14年にREBELS65kg級王座を獲得。18年には『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』で準優勝に輝いている。昨年に練習環境を地元の北海道からクロスポイント吉祥寺に移すと、その前後を含め6連勝と大躍進。その中でREBELS67kg王座を獲得した。しかし以前から診断されていた網膜剥離のため、引退を決意した。
UMAは多くの関係者からの花束贈呈を受けた後、マイクを握り最後の挨拶。「本日は引退式を作っていただきありがとうございます。最後はケガをして引退することになりましたが、最高の現役生活でした。ここに至るまではたくさんのサポートがありました。お父さんお母さん、講演会の皆様やK&Kキックボクシング、クロスポイントの練習仲間に感謝しています。
最初はご縁があって北海道からから参戦させてもらいましたが、他団体にでてもレベルスのみなさんに応援してもらったり、レベルスにホームを作ってもらえました。どこに行っても一人じゃないと思えて、負ける気がしませんでした。暖かいレベルスファンのみなさん、大好きです。
そして最後に引退式を開いてもらえて、キックボクシングやっててよかった。これからもキックボクシングとレベルス、KNOCK OUTを応援してください」と、これまでのキック人生を支えてくれたという多くの関係者とファンへ感謝の言葉を述べ、引退の10カウントを聞きリングを降りた。
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