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キックイベント『REBELS』が10年の歴史に幕、『KNOCK OUT』に統合

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2020/12/18(金)UP

株式会社Def Fellowの山口元気代表。同社で運営する立ち技格闘技イベントを『KNOCK OUT』ブランドへ統合、REBELSブランドの10年の歴史に幕を下ろす

 12月18日(金)株式会社Def Fellowは会見を行い、現在運営中のキックボクシングイベント『REBELS』および『KNOCK OUT』のイベントを統合、2021年3月以降のイベントを『KNOCK OUT』ブランドに統一することが発表された。

 これに伴い2021年2月28日(日)後楽園ホール大会を『REBELS~The FINAL~』、同3月13日(土)後楽園ホール大会を『KNOCK OUT ~The REBORN~』の名称で開催する。

 2019年5月にレベルスはKNOCK OUTと業務提携。山口元気プロデューサー(当時)がレベルスとKNOCK OUTのプロデューサーを兼任する形で体制がスタートした。山口氏は同11月にレベルス・KNOCK OUTのルール制定を行い、現在のヒジ有り=RED、ヒジ無し=BLACKにルールを整理。両団体で王者を認定するなど、2団体体制の確立を進めてきた。
 その後、今年5月に当時のKNOCK OUT運営会社である株式会社ブシロードファイトからKNOCK OUTを事業譲渡。同9月に就任した宮田充プロデューサーが行う初めての大改革として、今年10周年を迎えたレベルスブランドの封印。株式会社Def Fellowが開催する格闘技イベントをKNOCK OUTブランドに統合すると決定した。

宮田充プロデューサーは「格闘技界の中において、よりラジカル(急進的)で先鋭的な集団として進んでいく」とさらなる飛躍を誓った

 この統合に伴い、現在のレベルス王者はKNOCK OUT王者に認定。過去のKNOCK OUTのトーナメントで優勝した選手は「KNOCK OUTトーナメント王者」として認定し、防衛戦の義務を課されないという。

 また同時に階級名、体重で分かれていた公式階級をボクシングと同様の階級名に統一。ウェイトは一部例外を除き1.5~2.5kgごとに刻み、フライ級からヘビー級の全15階級が制定。さらに女子のみの階級として、既存のアトム級と新設されたミニマム級、ライトフライ級の2階級を加え全3階級が設けられている。

レベルスでは日菜太(左)、小笠原兄弟など多くのスターを輩出。その魂はKNOCK OUTへと受け継がれていく

 山口Def Fellow代表はレベルスの生い立ちを「当時K-1ルール全盛ということもあって、ムエタイの組み、ヒジ、ヒザの良さを見せていこうという反骨心から旗揚げした団体でした」と説明。数々の変革の時を経て「いったんこのブランドは封印させてもらうことになりました」と、宮田プロデューサーが作る新時代に向けた第一歩を踏み出すと説明した。

 また10年の歴史を歩んだレベルスブランドの封印について「さみしい気持ちはなく、前を向いています。今までレベルスで種をまいてきたのがいよいよ来年花開くのかな」と新時代に期待。一方で「またいつか反乱軍として(REBELSは「反逆者」の意)、何人かの選手がでてきたら面白いかな」と、再びレベルスの名を継ぐ者が現われる未来に思いを寄せた。

今年8月レベルス(ブラック)46kg級王者となったぱんちゃん、レベルスのラウンドガールと共に

 最初の大仕事を迎える宮田氏は「これをいい転機にしないといけない。格闘技界の中における、よりラジカル(急進的)で先鋭的な集団として進んでいくべき。マッチメイクやイベント展開は激しく行い、レベルスを応援してきてよかった、KNOCK OUTが楽しみというようなイベントにしていきたい」と意気込みを語った。

▶︎次ページはKNOCK OUTに統合された王者と公式階級、レベルス王者を獲得したぱんちゃんはKNOCK OUT-BLACK 女子アトム級王者に

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