【ボクシング】”ぽっちゃり”前ヘビー級王者アンディ・ルイス、まさかのダウンも逆転勝利「神に感謝して、次の試合に臨む」
5月2日(日本時間)米カリフォルニア州カーソンにて行われたヘビー級ワンマッチで、前ヘビー級3団体統一王者でアンディ・ルイス(31=米国)がWBA同級8位クリス・アレオーラ(40=米国)に12判定3-0で見事、再起戦を勝利で飾った。
ルイスは約1年半前のアンソニー・ジョシュアとの再戦でリベンジを許し、IBF、WBA、WBOの各タイトルを奪われて以来の試合だった。
相手のアレオーラは3度の世界挑戦経験を持つベテラン。戦績は38勝(33KO)6敗1分。しかし下馬票ではルイスが19年6月にジョシュアと1度目の対戦でTKO勝ちしているほどの強豪だけに、大手オッズのウィリアム・ヒルではルイス1.04とアレオーラ11.0とルイス有利で大差がついていた。
予想はルイス優勢も試合は2R、ルイスがコーナーに追い詰めたところにアレオーラの打ち下ろしの右ストレートがヒット、ルイスはヒザをつきダウンを奪われる。攻勢に出たアレオーラは次のラウンドも左フックでルイスをぐらつかせた。アレオーラ優勢となるや、オッズもルイス1.08にアレオーラ7と予想の差は縮まる。
しかし、以降はルイスが持ち直し4Rにはルイスがボディを中心に攻め、アレオーラは防御に徹する。以降もルイスの得意の左フックが次々と炸裂した。
8Rにはアレオラが左肩をぐるぐる回し肩を痛めたようなアクション。以降は完全にルイスのペースで試合が進み、判定3-0(118-109,118-109,117-110)の大差でルイスが勝利し戦績を34勝(22KO)2敗とした。
勝ったルイスは「クリスは全てを兼ね備えたベテランであり、ハードパンチャーだ」と相手を称えた。そして「我々はやるべきことをやり、勝利を手にした。復活しなければいけなかった。この勝利を神に感謝して、次の試合に臨む」と喜びを語った。
前回、ルイスはジョシュアに判定負けした時は過去最高体重の128kgで挑み、体が動かず反省していた。今回はその試合から12kg減の116.1kgで前日計量をパス。12Rまでしっかり動ききり勝利を手にした。現在WBC同級4位、WBA・WBO5位のルイス、次は誰と戦うのか。ジョシュアとタイソン・フューリーのヘビー級統一王座戦の勝者との対戦も今後の活躍次第では候補に上がるだろう。
▶︎次のページは(動画)ルイスがまさかのダウンを奪われた瞬間、そしてその後の反撃
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