【ボクシング】L.ヘビー級の豪快右フック!倒れる途中にもう一発、失神KO劇に王者ブアツィ「無事であることを願う」
5月16日(日本時間)英国マンチェスターアリーナにて行われた[WBAインターナショナル(※ヨーロッパタイトル)ライト・ヘビー級タイトルマッチ]は、同級王者でジョシュア・ブアツィ(28=英)が挑戦者ダニエル・ドスサントス(30=フランス)に4Rに豪快KO勝ちを見せ、6度目の防衛に成功した。
▶︎【動画】この衝撃KOの瞬間とスロー映像、失神する相手へ驚きの表情も
ブアツィは16年のリオ五輪では同階級で銅メダルを獲得、その後プロ転向し13勝(11KO)無敗。現在WBA世界同級2位でIBF3位など、主要4団体で10位以内にランクされる選手だ。
対するドスサントスは15勝(8KO)無敗。互いに無敗同士の対戦となった。
1Rから圧力をかけリードするブアツィ、2Rにはコーナーに詰め連打、右ストレートでダウンを奪う。キレのあるブアツィの連打に距離をとりリングを回るドスサントス。それでも188cmの長身から伸びてくるブアツィの左ジャブをもらってしまう。
そして4R後半、ブアツィは下がるドスサントスを圧力でコーナーに詰め、ドスサントスの背中がコーナーについたそのとき、強烈な左フックがクリーンヒット。相手は背中が壁のため威力も逃がせずギシッというロープ音とともに崩れはじめ、崩れる途中にも上から打ち下ろしの右が顎にヒット、うつ伏せにマットに倒れ4R2分44秒、衝撃の失神KO劇となった。
医師、スタッフが駆け寄る中、勝ったブアツィは倒れたドスサントスを正座をして心配そうに見つめる。そしてようやく起き上がったドスサントスを抱擁し励ましの言葉を贈った。
インタビューでは「彼が無事であることを願っている。これは戦い。リングに上がるときは、犬のような精神状態で臨むが、勝つために来たのであって、誰かを傷つけるために来たのではない」と話した。ゴング前とはいえ、勢い余って崩れていく相手への一発を反省しているのか。その一発でマットに倒れた瞬間、ブアツィは驚いたような、またヤバいというような表情を浮かべていた。
そして「1週間のオフのあと、またジムに戻って練習する」と話した。
ブアツィは14勝(12KO)無敗、KO率85.71%に伸ばした。ボクシングプロモーターでマッチルームのエディ・ハーン氏は年内にWBA同級スーパー王者ディミトリー・ビボル(30=ロシア)との年内対戦の可能性を示した。ブアツィの初の世界戦実現に期待される。
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