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【ボクシング】テイラーが2度の豪快ダウン奪い史上6人目の4団体統一王者に

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2021/05/23(日)UP

史上6人目の6団体王者となったジョシュ・テイラー(19年WBSS=Naoki Fukuda)

 5月23日(日本時間)世界スーパー・ライト級4団体統一戦が米ラスベガスにて行われ、IBF&WBAスーパー王者ジョシュ・テイラー(30=英)がWBC&WBO統一王者ホセ・ラミレス(28=米)に2度の豪快なダウンを奪い判定3-0で史上6人目の4団体統一王者となった。無敗同士の一戦はテイラーが戦績を18勝13KO無敗に伸ばし、ラミレスが26勝17KO1敗となった。

▶︎【動画】テイラーが2度の豪快ダウンを奪うシーン(スローあり)

 試合は序盤から接戦となるが、サウスポーで右のジャブから左を上下に打ち分けるテイラーがやや優勢か。3Rにはパワフルなラミレスにロープに追い込まれ強打を許したものの、テイラーは6Rに豪快な左フックでうつ伏せにマットに沈めると、7Rには左アッパーでラミレスを吹っ飛ばしダウンを奪った。ふらつきながらも立ち上がるラミレス。
 8R以降はラミレスが反撃、パワフルな怒涛のラッシュでほとんどのラウンドでラミレスが優位に立つも、2度のダウンの差には惜しくも届かず、ジャッジ3者とも114-112の採点で、テイラーが勝利した。

 テイラーはテコンドージュニア世界王者から15歳でボクシングに転向。ロンドン五輪代表にもなった。15年にプロデビュー後は連勝を重ね、19年のWBSSでは同級で優勝したことで2団体統一王者に。そして今回4団体統一を果たした。

4団体のベルトを手にしたテイラー(TOPRANK Twitterより)

 これで6人目4団体統一王者として名を刻んだテイラー。
 これまで4団体統一した5人は昨年10月にはライト級でロマチェンコを破ったテオフィモ・ロペス(米)。
 ミドル級ではバーナード・ホプキンス(米国)とジャーメイン・テイラー(米国)。
 スーパーライト級のテレンス・クロフォード(米国)。
 クルーザー級のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)がいる。

 今後ヘビー級ではアンソニー・ジョシュア(英)とタイソン・フューリー(英)、バンタム級では井上尚弥が4団体統一を狙っている。

▶︎【動画】テイラーが2度の豪快ダウンを奪うシーン(スローあり)

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