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【ONE】元SB王者・内藤大樹“カーフ&ロー”攻めで中国KLF世界王者ワンに完勝、心を折る

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2021/06/12(土)UP

ONEキックボクシング初挑戦の内藤、ローキックとカーフキックを中心に攻め完勝した ©️ONE

ONE Championship
『ONE: FULL BLAST II』
6月11日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼フライ級 キックボクシング
●ワン・ウェンフェン(中国)
判定0-3
○内藤大樹(日本)

伸びる前蹴りで相手を入らせない内藤(右)©️ONE

 内藤は元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者。19年10月にTKO勝利でONEデビューを果たすと3勝無敗。昨年12月に元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティに判定負けした。今回はONE5戦目にして初のキックボクシングルールとなる。

▶︎【動画】内藤がカーフキックからバックハンドブローでぐらつかせる瞬間

 対するワンは中国の『Kunlun Fight(クンルン・ファイト)』の18年の61.5kg世界トーナメント優勝者。19年11月の初参戦でフライ級キックボクシング世界王者イリアス・エナッシに挑戦し判定負けしたものの、ONE世界ランク4位につけている。

左フックをヒットさせる内藤(左)©️ONE

 試合は1Rから内藤が右ロー&カーフキックで攻撃の軸を作る。ワンが前進すると、左ミドルや左フックをカウンターで当てるなど、ワンにペースを作らせない。

 2Rには内藤の右ロー&カーフキック、左インローのスピードについていけないのか、ワンはカット出来ずに思いっ切り被弾。
 3Rには完全に試合の主導権を握る内藤。内藤のインローを受けたワンの左太腿の内側が真っ赤に腫れ上がる。
残り1分、内藤の強烈な右ローを被弾したワンが心が折れたのか、あからさまな苦悶の表情。ラウンド終了間際にはカーフキックからバックハンドブローをヒット、ワンがややぐらついたところで試合終了。

  判定3-0で、ONEキックボクシングルール初挑戦の内藤が同級4位のワンに完勝した。

  内藤は勝利コメントで「本当はパンチで仕留めたかったが、下の崩しが思った以上の効果があったので削った。自分の本当の武器のパンチは次回に」と、次戦への意欲を見せた。

▶︎次のページは【動画】内藤がカーフキックからバックハンドブローでぐらつかせる瞬間

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