【DEEP】RIZIN王者目指す神田コウヤが冴える打撃で判定勝利、無敗の平田直樹は無念の初黒星
▼セミファイナル(第9試合) DEEP フェザー級 5分2R
○オーロラ☆ユーキ(KIBAマーシャルアーツ)
判定3-0 ※三者ともに20-18
●小川顕広(宇留野道場)
ユーキは、9月27日の『RIZIN.24』で矢地祐介を降し名を上げた大原樹里の兄。弟と同様に打撃を得意とし、12年10月には第6回J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会で優勝している。キャリア序盤は連勝を重ねるも、16年後半からは苦戦。直近ではDJ.taiki、白川”Dark”陸斗らから自身2度目となる4連敗を喫している。
小川は元バンタム級キング・オブ・パンクラシスト石渡伸太郎を師に持つ、キックボクシング・空手をベースにするストライカー。17年後半から現在まで5連敗と厳しいキャリアの最中、ユーキとのサバイバルマッチに挑む。
1R、プレッシャーをかけるユーキの周りを小川が回り、鋭い左ジャブを刻む。小川が踏み込んで放つ大きな右フックを見せれば、ユーキは足を使う小川を追うように左ミドルを打ち込む。小川の右ストレートがヒットするとケージを背に小川がガードを堅め、ユーキが左右フックを連打。ユーキが直線的に距離を詰めると、ケージに詰まる小川へヒザ蹴りを浴びせる。
2R、ユーキの左ジャブをかいくぐり、小川が頭を下げながら左右フック。大きな右フックを受けたユーキの左眉上が大きく腫れ上がる。ユーキはプレッシャーをかけながらワンツー、スイッチして左ミドルを見せる。小川は左ジャブで応戦するも、ユーキのジャブを喰らい鼻から激しい出血を見せる。ユーキが前蹴りで突き放しワンツー。小川はダッキングしながら左右フックを振るう展開のまま試合終了のゴングを向かえた。
判定は的確にパンチでヒットを稼いだユーキの完勝。「(弟の)樹理につなげたので、あとは樹理に全部任せます」と、7月に暫定王座戦に挑む弟の大原樹理へのバトンをつなげた。
▼第6試合 DEEP JEWELS 58kg以下5分2R
●熊谷麻里奈(K-Clann)
一本 2R2分54秒 ※腕十字
○te-a(AACC)
熊谷は、全日本ボクシング選手権2012準優勝の実績を持ち、キックボクサーとしてもJ-GIRLSやBOUTなどのリングで活躍。174cmの長身から繰り出す変則的なアッパーを武器とする。昨年8月、KINGレイナとのキックボクシングルールマッチでは2-1の判定を落とすも、内容が物議を醸し翌月再戦。体重オーバーのレイナを下しリベンジを果たした。MMAでは昨年12月のケイト・ロータス戦に敗れ、ここまで2戦2敗。デビュー戦のte-aを相手に初白星を狙う。
1R、強烈なローを放つ熊谷へ、te-aがタックルでケージへ押し付ける。熊谷が押し倒しマウントを取るも、熊谷が金網を掴んだため減点1。再開後te-aが再びタックルでケージへ押し込み、マウントをとりパウンド連打。横を向く熊谷の顔面に右フックをヒット。体を入れ替え熊谷もガードポジションで下になったte-aへパウンドを落とす。
2R、熊谷の打撃をかいくぐりte-aがタックル。ケージを背にする熊谷からマウントを取り、パウンドを打ち下ろす。ここで熊谷がまたもひっくり返し、上からパウンド。しがみついたte-aは熊谷の腕を取り腕十字。しばらく耐えた熊谷だったが、最後はタップアウトでギブアップ。te-aがデビュー戦を勝利で飾り、熊谷は初勝利を逃した。
●編集部オススメ
・6.19平田樹の無敗の兄・直樹がRIZIN王者目指す神田コウヤと対決=19,20と計4大会開催
・KINGレイナがくびれ見せる余裕の1.7kgアンダーで計量パス、復帰戦は「みんなをびっくりさせたい」
・アトム級GP出場の4選手が計量パス、準決勝は大島沙緒里vsパク、青野ひかるvsにっせー
・朝倉未来1年チャレンジの西谷、ヒロヤが計量パス、畠山は緊急搬送のため不戦敗
・[当日の第1部]メガトン級の衝撃KO、酒井リョウがSAINTの右フック一撃で轟沈
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!