【DEEP JEWELS】大島沙緒里がアトム級GP優勝、ストロー級はデビュー3戦目の伊澤星花が新王者に
▼第6試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇奈部ゆかり(リバーサルジム新宿Me,We)
判定3-0 ※三者とも20-18
●ARAMI(フリー)
柔道をベースとする奈部はインターハイベスト8の実績を持ち、これまで杉山しずか、村田夏南子、渡辺華奈など強豪と対戦してきた経験を持つ。現在3連勝中と好調。
対するARAMIは韓国でデビューし、杉山しずか、青野ひかるらと対戦。現在は2連敗中だけに白星が欲しいところだ。
1R、ケージ中央を取ってプレッシャーをかける奈部、ワンツーから組み付いていくがARAMIは反転して逆にケージを押し込むとすぐに離れる。再びに四つ組みになると奈部が首投げでテイクダウン。だがARAMIもすぐに立つ。遠間からタックルはARAMI、奈部は受け止めると四つから大外刈りでテイクダウン。だがARAMIも強引に起き上がる。スタンドでバックに回った奈部にARAMIは前転して足関節。
2R、右ミドルは奈部、そこへARAMIは組み付いていくが、奈部はスタンドでバックへ回り、太ももへコツコツとヒザを当てる。四つからダブルレッグへ変化した奈部は豪快にリフトしてテイクダウン。ARAMIはケージに背中を預けて立つも奈部はしつこくテイクダウンを狙う。スタンドで奈部がバックにつく展開が続く。
ARAMIは脇を差して正対すると飛びついてギロチンを狙うがこれは極まらず自ら離す。バックにつかれた状態から前転して足関節狙いのARAMIは膝十字を狙うが奈部は片足をひっかけてディフェンスしたままARAMIの背中にパウンド。そのまま試合終了となった。判定は3-0で奈部。組の展開でコントロールした奈部が勝利した。
▼第5試合 DEEP JEWELSストロー級 5分2R
●藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)
判定3-0 ※三者とも20-17
〇HIME(毛利道場)
※藤田翔子が0.4kgの体重超過。そのため藤田の減点1で試合を行い、HIMEが勝った場合だけ公式記録となる。
藤田は極真全日本女子軽量級2位の実績を持ち、世界選手権にも出場している。得意技は変則上段回し蹴り。RIZINにも出場した藤田大和の姉でもある。プロデビューとなった前戦ではアミバを相手に判定勝利している。
対するHIMEはアマ修斗の中国・四国大会で準優勝してのプロ昇格だっただけに安定した実力を持つ。
1R、ジャブ、ローの藤田にHIMEは飛びヒザも見せる。組み付いていったHIMEのバックに回る藤田もすぐに離す。飛び込んでの右ストレートを当てるHIME、組みに来た藤田の首を抱えるが、藤田がバックから引き倒すようにテイクダウン。
サイドポジションで固めるがHIMEは両足で藤田の頭を挟むと反転してトップを取り返すと逃げた藤田のバックに飛び乗ってチョークを狙う。藤田は背中のHIMEをケージに押し付けて防御、なんとかHIMEを引きはがそうとするがHIMEがバックについたまま1Rが終了。
2R、鋭いジャブから右ハイキックを当てる藤田。だがHIMEもひるまずに前へ出ると左右のフックを当てる。互いにストレートを飛ばす中、HIMEが左、右とストレートを当て藤田の顔を跳ね上げる。距離が詰まると組みになるが藤田はすぐに離れる。アグレッシブに攻めていくのはHIME、思い切りのいいパンチを振るっていく。だが藤田はHIMEがパンチで前へ来たタイミングでタックルを合わせテイクダウン。上からパウンドを落とすがHIMEはスペースが空いた瞬間に立つ。最後はパンチを振り回すHIMEに藤田も左右のパンチを返す。判定3-0でHIME、藤田の減点もあり2R ながら3ポイント差が付く大差で勝利を収めた。
▼第4試合 DEEP JEWELS 51kg以下 5分2R
●音波(AACC)
判定3-0 ※20-18×2、19-19(マスト判定竹林)
〇竹林エル(総斗會三村道場)
音波はキックボクシング仕込みの打撃を武器とする選手で15歳でプロデビューし現在4勝3敗。18歳の現役女子高生でもある。
対する竹林エルも空手仕込みの打撃が武器の現役女子高生。昨年の大みそかにはRIZINにも参戦し、体重超過のさくらと対戦しノーコンテストとなっている。
1R、ワンツーからハイキックを見せる音波、竹林は近い距離でワンツーフックのコンビネーション。組みになると音波が引き込み、クローズドガードから腕十字。竹林はクラッチを組んで防ぐと腕を引き抜く。
下から脚を利かせる音波の足首を押さえてパウンドの竹林、音波はタイミングを見て脇を差して立ち上がる。音波はテイクダウンを狙うが竹林は受け止めてボディへヒザ。さらに竹林はタックルへ来た音波をがぶるとバックを奪取。チョークを狙うがここでラウンド終了。
2R、アッパーからストレートの音波へ竹林もワンツーを返す。ロー、ワンツーで詰めていくのは竹林、組んでもボディへヒザを刺す。音波はスタミナが切れてきたか、パンチのキレが落ちる。ケージ際で首投げでテイクダウンした音波だが竹林は脇をくぐってバックに回る。1Rと同じくチョークを狙う竹林。音波は後ろへパンチを出し抵抗すると首に回った手を解除して脱出を図る。しかし竹林はバックから逃がさず最後に再びチョーク。極まるかに思えたが試合終了となった。判定は3-0で竹林。得意の打撃だけでなく、寝技でも有利に進めJK対決を制した。
▼第3試合 DEEP JEWELS ライト級 5分2R
〇ひしぬまjujcyさやか(和術慧舟會GODS)
TKO 2R 1分31秒
●ぽちゃんZ(ねわざワールド品川&パラエストラ東京)
ライト級(70.2kg以下)の女子重量級対決。ひしぬまは振り回すような打撃が持ち味で今回がプロデビュー戦。対するぽちゃんZも今回がデビュー戦で、ぽっちゃりモデルでもある異色の経歴の持ち主。二人は今年3月にアマチュアで対戦し、ひしぬまが判定勝利。今回はプロにリングを移しての再戦となる。
1R、いきなり詰めていって四つに組むひしぬま、距離が離れると思い切り右を振っていく。ぽちゃんもフルスイングのパンチを返す中ケージ際でひしぬまが払い腰でテイクダウン。サイドポジションを取るとボディへパウンドを落とす。ぽちゃんがエスケープして立ち上がるがひしぬまは再び払い腰でテイクダウン。さらにマウントを奪取するがここでラウンド終了。
2R、組みに行くぽちゃんだがひしぬまは1Rと同じく払い腰で投げる。ひしぬまは袈裟固めからマウントを取るとパウンドを連打。ぽちゃんはなんとか反転して抜け出すもひしぬまはギロチンでぽちゃんを再び寝かせるとすぐにマウントに移行してさらにパウンドを連打。防戦一方のぽちゃんを見てレフリーが試合をストップ。ひしぬまが完封勝利で再戦を制した。
▶︎次ページは、アトム級GP準決勝2試合の試合結果&レポート
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