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【BOM】朝陽・PKセンチャイジムが2度のダウン奪う完勝!伊藤紗弥はMIREYを撃破、健太はカット奪われ判定負け

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2021/07/05(月)UP

NOBU(右)が健太を下して王座を戴冠した

▼第10試合 BOMスーパーライト級(63.00kg)王座決定戦 3分5R(肘あり)
●健太(E.S.G.)
判定0-3 ※三者とも48-49
◯NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM)

NOBUのヒジ打ちが健太を襲う

 健太は長くNJKFをけん引してきた大ベテランで、90戦近いキャリアを誇る。近年では、世界の強豪が揃うONEにも参戦し、着実に実績を積んでいる。試合間隔を空けずに戦うことでも知られており”月イチ健太”の異名を持つ。昨年の10月には、髙橋亨汰と対戦して判定負けしたが、今年2月にはNKBライト級王者の髙橋一眞と対戦して判定勝利している。

 対するNOBU BRAVELYは、元WPMF日本ウェルター級王者の肩書きを持つ。出身が大分で、大分県のキックボクシングジムであるBRAVELY GYMに所属している。BOMのタイトルを懸けた大一番に、海外の強豪としのぎを削ってきた健太と、どのように戦うのか注目が集まる。

カットされた健太がパンチで逆襲に出る

 1R、健太がスイッチしながら左右のロー、左ミドルと積極的に手数を出す。左ジャブで牽制する健太に、NOBUが右ミドルを蹴り込み、右ストレートを伸ばしていく。ジャッジはイーブンとした。

 2R、NOBUは圧力をかけて右ミドルを放つ。健太はスイッチしながら右のカーフキックを多用。NOBUは接近して左のボディフックを強打する。ジャッジ2名がイーブン、1名が10-9で健太を支持した。

 3R、圧力をかけるのはNOBUで右ミドルを軸に接近戦へ。健太は左右のロー、右のカーフを蹴りながらカウンターのフックを狙う。ジャッジは3者とも2Rのポイント差で30-29と健太を支持する。
 
 4R、序盤にNOBUが右の縦ヒジ打ちを見舞うと、健太が眉上あたりから出血。ドクターチェック後、健太が前にパンチで前に出ていく。NOBUは健太をロープに詰めてワンツー、左フック、縦ヒジと攻め立てる。2度目のドクターチェックを受けた健太も左ミドルや左右のローで応戦。NOBUが優勢のラウンドとなった。

NOBUがベルトを巻いた

 5R、健太が左右のローを多用。健太の傷に3度目のドクターチェックが入るが続行。NOBUが圧力をかけ続け、ワンツーや右ミドルを放つ。健太もワンツーをヒットさせるが、3Rにカットを奪い流れを引き寄せたNOBUをジャッジは3者とも支持。NOBUがBOMのベルトを腰に巻いた。

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