これは危険、ラウンド終了後の一悶着で顔面蹴りダウン!怒りに任せた“悪質行為”で失格に=海外MMA
7月10日(日本時間)にフランス・パリで開催された総合格闘技(MMA)イベント『Hexagone MMA 1』で、危険を伴う悪質な反則行為による失格負けが起きた。
173ポンド(78.47kg)契約で行われたカール・アモーゾ(35=フランス)とヴィトルダス・ヤネロ(リトアニア)の一戦。
アモーゾはプロ17年目のベテラン選手。DEEP、パンクラスなど日本のプロモーションでの参戦実績があり、10年7月にはDREAMで中村和裕と対戦し判定負けした。その後もベラトールやBRAVE CFなどを舞台に戦い続けている。MMA戦績は25勝9敗2分。
対するヤネロは19年11月のリトアニアで行われた『King of Kings 80』で修斗で活躍する菅原和政にKO勝ちするなど、7勝1敗2分1無効試合の戦績を持つリトアニアの強豪だ。
試合は1R終盤、グラウンドの展開で、クローズドガードで下になるアモーゾに対し、ヤネロがパウンドや鉄槌を落とし続ける。アモーゾがそんなパンチは効かないとばかりに余裕の笑みを見せる一方、対照的に殴るヤネロは苛立っている表情。
1R終了のブザーが鳴ると同時に放ったヤネロのパウンドが、アモーゾの顔面に当たると、それに怒ったのか、下になっていたアモーゾがヤネロの胸を両脚で蹴って吹っ飛ばす。尻餅をついたヤネロは激怒し、アモーゾの顔面を激しくキック!アモーゾは後方に倒れ込み、動けない状態となった。
怒りが収まらないヤネロは叫び続けるが、ブーイングが起きるなど場内は騒然とした様子。結局、最後の蹴りがラウンド終了後の故意による反則攻撃とみなされ、ヤネロの失格負けとなった。
アモーゾが蹴りで押した行為も非紳士的ではあるが、ヤネロのブザー後の故意による攻撃は、とても危険で許される行為ではない。顔面に不意打ちを食らったアモーゾの容体が気になるところだが、本人のSNSに試合後から数日間、ファンへの勝利の報告と、ビーチで家族と過ごす様子の写真などが掲載されており、無事のようだ。
【勝者 選手データ】(2021年7月13日現在)
カール・アモーゾ(35歳・Karl Amoussou・フランス)
体重:ウェルター級
戦績:26勝9敗2分
(TAPOLOGY参照)
▶︎次ページ【動画】は、ブザー後、ヤネロが放った悪質な顔面蹴りの瞬間
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・“豪腕”ルアートの壮絶なKO動画が公開、倒木ダウンの失神相手に無慈悲のパウンド連打=8.1 BRAVE CF
・無闇な“カーフキック”は危険!1R残り1秒、パンチカウンターでKOされ失神=海外MMA
・ロシア軍隊格闘技世界王者、衝撃の“見えない”アッパーカットKO!一撃で無敗対決を制す=海外MMA
・メキシコ人気のセクシー覆面美女レスラーがムエタイ女王に“顔面崩壊ボコボコ”KO負け、初黒星に茫然自失=海外MMA
・【動画あり】衝撃KO動画が満載!イーファイトの“KO&一本”特集ページ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!