【ボクシング】チャーロvs.カスターニョは好試合もドロー、4団体統一王座はお預けに
7月17日(日本時間18日/米テキサス州サンアントニオ)、世界スーパー・ウェルター級4団体統一戦が行われ、WBAスパー、WBC、IBF王者のジャーメル・チャーロ(31=アメリカ)と、WBO王者のブライアン・カスターニョ(31=アルゼンチン)の対戦は判定1-1(114-113:カスターニョー、 117-111:チャーロ 、114-114)でドロー。4団体統一王座はお預けとなった。
【フォト】海外メディア『ESPN KNOCKOUT』がつけた採点表。カスターニョがやや優勢に
試合は1Rから身長の低いカスターニョは圧力をかけ、インファイトに持ち込もうとする。対する身長が180cmと9cm身長が高いチャーロは距離をとるべく、様子を見て下がる。時折ロープを背負う場面も。
2Rにはカスターニョが圧力でロープに詰めパンチを連打。そこにチャーロの左フックがカウンターでヒットし、カスターニョが一瞬ぐらつく。
しかし、3Rになると、再びカスターニョが連打、チャーロもパンチで返すが、今度はカスターニョの左フックがカウンターで2度入り、チャーロの腰が落ちかける。
以降のラウンドは序盤はチャーロがジャブからの右などグローブの上からでも強打を当てていく展開。グローブへパンチが当たる”バチン”という音が会場に響く。後半にはカスターニョがジリジリ前に出てチャーロがロープを背にするタイミングで連打しパンチをヒットさせていく。各ラウンド前半はチャーロ、後半は手数とヒット数でカスターニョが優勢な展開。
しかし、10Rからチャーロの右ストレートでカスターニョがぐらつく。左アッパー、ボディブローとぐらつくカスターニョを追いかける。足を使ってサークリングしながら被弾を少しでも回避、KOもあるかと思われたが、このラウンドを耐え抜く。10-8と差がついてもいい内容。
11R、カスターニョが息を吹き返すも手数は少なく、後半にチャーロが右ストレートでぐらつかせると、アッパーの連打を被弾。カスターニョがこの回も耐え抜く。
12R、中に入りたいカスターニョ、チャーロはワンツーを何度も放ち入らせない。チャーロのフックがヒット。しかし残り1分でカスターニョが前に出て連打。チャーロも反撃に出るも互いにクリーンヒットを奪えず終了のゴング。引き分けとなった。
【試合後コメント】
チャーロ:「また戻ってくる。私は勝ったと思った。私のパンチの方が当たっていた。彼はタフな選手だ。ガードが高かった。でも私のスキルで勝てると確信していた。ぜひまた4団体統一タイトル戦をやりたい。先のことはマネージャーと相談する」
カスターニョ:「彼は私にパンチを当てたが勝ったのは私だ。10Rでダメージを貰った。しかしその後の頑張りを見ても私の勝ちだ。是非リマッチをしたい」
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