2021/07/21（水）UP
（最終更新：2021/07/21 12:28）

激痛のヒールフックで相手は声を上げてタップ@Grabaka_Hitmanより

　7月17日（日本時間）にブラジル・リオデジャネイロで開催された総合格闘技（MMA）イベント『LFA 111』のバンタム級マッチで、ルアン・ルイス・ラセルダ（ブラジル）がヒールフックでタイロン・ペドロ（ブラジル）から一本勝ちを収めた。

　ラセルダはブラジルの老舗MMA団体、修斗ブラジルのバンタム級王者。12年にプロデビューし、13年のプロ3戦目で初黒星を喫したものの、そこから負けなし。現在8連勝と勝ち続けている。戦績は10勝1敗。
　対するペドロは、シュート・ブラジルやジャングル・ファイトに参戦経験あり、現在2連勝中。戦績は9勝3敗。

　試合は2R、ラセルダがジャブの牽制からダブルレッグのテイクダウン。下になったペドロに対し、ラセルダはハーフポジションからからサイドに移行する流れを見せながら、突如、流れを変え、ペドロの右足首をキャッチ。回転しながら、ヒールフックを極めた。ペドロは激痛で声を上げながらタップをした。

　2R1分6秒で5戦連続の一本勝ちを収めたラセルダはこれで、連勝記録を9に伸ばした。11勝1敗の戦績から近い将来、UFCやベラトールなどの世界メジャー団体で戦う日が来るのか。今後の動向が期待される。

【勝者選手データ】（2021年7月21日現在）

ルアン・ルイス・ラセルダ（28歳・Luan Luiz Lacerda・ロシア）
身長170cm、階級：バンタム
戦績：11勝(9一本)1敗（TAPOLOGY参照）
備考：修斗ブラジルバンタム級王者