【Krush】璃明武が計量オーバーの吉岡ビギンに判定勝利、MIOと松谷綺がエキシを披露
Krush実行委員会
『Krush.128』
2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール
▼第8試合/Krushスーパー・バンタム級ワンマッチ/3分3R・延長1R
●吉岡ビギン(team ALL-WIN)
判定0-3 ※三者とも28-30
◯璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
吉岡は抜群の破壊力を武器に、昨年にはKrushバンタム級王座決定トーナメントを制してKrushのベルトを腰に巻いた。今年3月の初防衛戦では計量をオーバーし、壬生狼一輝に敗北。今回から心機一転、階級を上げてのトーナメントに参戦する予定であったが、今回も500gオーバーで計量をパス出来ずにワンマッチとなってしまった。
対する璃明武は空手がバックボーンの蹴り技やキレのあるパンチを武器にデビューから5連勝をマーク。華麗な後ろ回し蹴りで相手をKOしたことでも話題を集めた期待のファイターだ。昨年12月にはK-1に初出場を果たすも、佐々木洵樹を相手に初黒星を喫したが、今年2月には蒼士に判定勝利を飾って再起を果たしている。
計量オーバーを受けて吉岡は1Rから減点スタート、グローブについては吉岡は10オンス、璃明武は8オンスのグローブを使用することになった。1試合の勝敗に関わらず、璃明武が準決勝に進出する。
1R、璃明武が左ジャブで牽制して、右のカーフキックを多用。吉岡の左のふくらはぎが赤く染まる。吉岡はガードを固めて右ローを出すが手数が少ない。両者ともバックスピンキックを見舞う。
2R、璃明武が前進して右のカーフキックをコツコツ蹴る。右のカーフキックで吉岡がバランスを崩すと、ヒザ蹴りからのパンチで攻める璃明武。璃明武は左ミドルで吉岡のボディをえぐり、顔面にはバックスピンキックを狙って蹴る。このラウンドは璃明武のペースとなった。
3R、璃明武が右ミドルを蹴ると、サウスポーにスイッチした吉岡が左ストレートを伸ばす。璃明武の右ミドルに、吉岡は左ミドルを返す。終盤、吉岡が左ミドルで快音を響かせ、右のバックブローを見舞った。ジャッジは3者とも璃明武を支持。璃明武が判定勝利した。
勝利した璃明武は「吉岡選手はバンタム級のチャンピオンでしたが、完封できたので実力は見せられたかなと思います。10月は2試合あるので、2試合ともKOで勝って自分がチャンピオンベルトを巻くので応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」と語った。
試合後のインタビューでは「元チャンピオンの強い選手に完封出来たのは良かった。(カーフキックについては)効いてるなと思いました。トーナメントを制覇するためには、自分の実力が必要なので伸ばしていきたい」とコメントした。
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