【修斗】無敗の18歳・西川大和が川名TENCHO雄生を圧倒し世界王座獲得、安藤達也が石井逸人を退け初防衛に成功
▼第6試合 バンタム級 5分3R
●後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)
判定1-2 ※29-28、28-29×2
○石橋佳大(Duroジム)
後藤は昨年9月のO-EAST大会から修斗参戦し、初戦で“もっとも戦いたくない相手”と言われている藤井伸樹と対戦。黒星は喫したものの最終ラウンドまで攻守が入れ替わるノンストップファイトを繰り広げ、修斗ファンの心を掴んだ。その後は服部賢大、魚井フルスイングに連勝と勢いに乗っている。
対する石橋は“激闘王”の異名を取るアグレッシブファイター。昨年11月の論田愛空隆戦で約1年半振りのブランクを感じさせない動きで論田を完封し、その実力が建材であることを証明した。
両者サウスポー。左右フックを振って前進する後藤へ石橋が右ジャブ、前蹴りで突き放す。石橋がフックからタックルを仕掛けテイクダウン。後藤はバックを取られるも、スクランブルから上を取り返しパウンドを落とす。石橋のタックルで持ち込まれるグラウンドでは、スクランブルから両者激しく主導権を争う。一進一退の攻防にジャッジが割れたが、積極的にタックルからテイクダウンを奪い続けた石橋をジャッジ2者が支持し、石橋が大接戦に競り勝った。
石橋はマイクを握ると「見たか、勝ったぞ!」とシャウト。戦前に不利とされていた下馬評を覆した結果に気持ちを爆発させた。
▼第5試合 AOKI PROJECT 提供マッチ 70.3kg契約 5分2R
●椿 飛鳥(トライデントジム)
一本 1R2分34秒 ※スリーパーホールド
○岩本健汰(ロータス世田谷)
椿は2017年に全日本アマチュア修斗選手権優勝。持ち前の運動能力と将来性を買われ青木真也推薦選手としてエントリーし、様々な試練を乗り越えるも優勝を勝ち取ることはできなかった。その後はONE WarriorSeriesに参戦し、2020年からは主戦場を日本に移すも連敗を喫し、今がまさに“崖っぷち状態”となっている。
岩本は国内外の柔術、ノーギの世界で快進撃を続け、2018年、2019年と全日本ノーギ選手権無差別級を連覇した他、ADCC2019アジア&オセアニア代表、2019年の全日本ブラジリアン柔術選手権優勝、昨年3月に行われた『GTF.3フェザー級王座決定トーナメント』優勝など、グラップリングの世界で数々の好成績を収めてきた。
この一戦は元ONE世界ライト級王者の青木真也による「AOKI PROJECT」の一戦として決定。『格闘代理戦争2ndシーズン』からの旧知の仲である椿と、自ら「日本で唯一のグラップラー」と勝する岩本の一戦に期待を寄せる。
長距離からボディへワンツーを伸ばす椿。ケージ中心に陣取る岩本はジリジリと距離を詰め、シングルレッグからテイクダウンを奪う。ハーフガードからサイドポジションへ移行し、肩固め。さらに四の字ロックからバックを取ると左腕で椿の首を取りスリーパーホールド。椿が失神したところでレフェリーがストップし、岩本の一本勝ちを宣告した。
この一戦をプロデュースした青木真也は岩本へ「入場曲と髪型をちゃんとしてがんばってください」と青木流のエールを送った。それを受けた岩本は「次はもっといいところで切ります。勝つことで恩返しに繋がると思うので、みんなに想像を超えるようなものを見せていきたいと思います」と決意を語り、今後の参戦に期待を持たせた。
▶︎次ページは、ヨシ・イノウエvs宇佐美 正 パトリック、江藤公洋vsグンター・カルンダ、岩﨑大河vs今市凌太など
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