【DEEP】フライ級王者・藤田大和が初V、大原樹里はZST王者・小金翔に競り勝つ
▼第6試合 DEEPフェザー級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)
判定3-0 ※29-28×2、30-27
●関鉄矢(SONIC SQUAD)
DJは2004年4月にキックボクシングでプロデビュー後、同年10月からはMMA(総合格闘技)に出場。DEEPのほかにもRIZIN、パンクラスに参戦し、打撃の上手さからシュートボクシングやK-1にも出場。キャリア17年のベテランで、これまで元谷友貴や弥益ドミネーター聡志など幾多の強豪と激闘を演じて来た。
対する関はZST王者でありRIZIにも初参戦。ボクシング仕込みの打撃を武器に現在13勝(9KO/1S)7敗1分と高いKO率を誇るが、前戦となった3月のRIZINでは堀江圭功にTKO負けし10連勝がストップ。今回が再起戦となる。
1R、じわじわと圧をかけるDJがタックルから胴に組み付き、もろ差しでテイクダウンに成功。関はハーフガードからクローズドに戻すとパウンドに来たDJに対して下から腕十字。DJは関の体をまたいでディフェンス、腕を伸ばされるが何とか極めは逃れ、そのままゴングを迎えた。
2R、DJは1Rと同じくタックル。関はケージ際で受け止めて体を入れ替えると四つ組からヒジ、対するDJは首相撲からヒザを放つ。距離が離れてもDJは何度もタックルをしかけてテイクダウンを狙う。しかし関も粘り倒されない。
3R、前蹴り、ミドルの関にDJも蹴り返す。DJが前に出て左フックを連打。しかし関も右を打ち返し打撃戦に。圧をかけるのは関、DJはタックルのフェイントから左右のフックで応戦する。互いにパンチが当たる中、関は左目付近から出血。終盤になるとDJはタックルも混ぜてパンチの連打を浴びせる。関もDJのあごを跳ね上げる右を放つなど、激しい打ち合いのまま試合終了。
判定は3-0でDJ。タックルと打撃を織り交ぜて最後まで攻め続けたDJがZST王者を下した。
▼第5試合 DEEPメガトン級 5分2R
●誠悟(AACC)
判定3-0 ※三者とも19-19 マスト判定SAINT
〇SAINT(Y&K ACADEMY)
誠悟はDEEPメガトン級を代表する選手で、柔道をベースに持ちながら打撃中心の激しい試合を展開して“ミスターメガトン”と呼ばれる。現在は3連敗中で2019年以来勝ち星から遠ざかっているだけに、久々の勝利をつかみたいところだ。
対するSAINTは現在、横須賀米軍基地に勤務するアメリカ人ファイター。まだキャリア1戦の新星。アメフト仕込みのフィジカルを活かし、今年6月の大会ではキックボクサーでもある酒井リョウをわずか43秒、右フックでKOし衝撃のデビューを果たしている。
1R、突進して組みに行く誠悟、ケージにSAINTを詰めて押し込むと、SAINTの左腕を巻き込むように払い腰で投げ、得意の袈裟固めに捕らえる。SAINTは誠悟をクローズドガードを入れると、足で突き放して距離を取り、すかさず立つ。誠悟は再びケージに押し込んでテイクダウンを狙う。しかしSAINTはケージ際から脱出するとヒザ、パンチを入れる。距離が離れるとジャブ、ミドルと打撃を当てるSAINT。誠悟は疲れたか口が開いたまま。
2R、前に来る誠悟にSAINTは右ストレート、飛びヒザ。誠悟が組みに来たところを突き放してローキックやストレートを浴びせる。誠悟も打ち返すがSAINTの右ストレートを被弾する。打撃ではSAINTに分があるように見えるが、次第に誠悟のパンチも当たるようになる。両者退かない打ち合いが続き、終盤は誠悟はケージに押し込んで試合を終えた。
判定はジャッジ三者とも19-19も、マスト判定では全員がSAINTを支持。タフな試合を制しSAINTがデビュー2連勝を飾った。
試合後マイクを持ったSAINTは家族やチームメイトに感謝を述べると、RIZINでのスダリオ剛戦をアピールした。
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