【ベラトール】“MVP”ペイジ、スプリット判定で元王者リマとの雪辱を果たす、再びKO危機も
Bellator MMA
『BELLATOR 267』
10月02日(土・日本時間)英国SSEアリーナ
▼メインイベント ウェルター級
●ダグラス・リマ(米国)
判定1-2 ※28-29×2、29-28
○マイケル・ペイジ(英国)
ウェルター級2位のマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(34=英国)は幼少の頃から身につけたカンフーがベース。身長192cmの長い手足から繰り出される打撃で、これまでに数々の超絶KO劇を演じてきた人気選手。今年5月のデレク・アンダーソン戦で前足のハイキックでアンダーソンの鼻骨を粉砕しTKO勝利した。
【動画】ページの踏み込んだ右にリマがダウン! ペイジもあわやKO危機の場面も
対する元世界王者で同級1位のダグラス・リマ(33=ブラジル)はペイジの輝かしい戦績で唯一黒星をつけた相手。19年5月のウェルター級ワールドGP準決勝で両者は対戦し、リマが2回KO勝利を飾った。リマもベラトールで数々のKOシーンを生み出しており、今回は因縁の再戦であると同時に、KOアーティスト同士のぶつかり合いとなる。
ペイジのホームで行われた試合は、ペイジの愛称“MVP”大合唱の中でスタート。
序盤からいつもの様にサイドキックを放つペイジ。リマが圧力をかけ、ペイジの前足にカーフキックをヒット。しかし、リマの2発目のカーフはタイミングを読まれ、ペイジの右のカウンター、リマが尻餅をつく。
中盤、ペイジのノーモーションの右ストレートに合わせて、リマがタックル、テイクダウンに成功、ガードポジションからパウンドを落とし続ける。
2R中盤、ペイジの右ストレートに合わせ、リマがその前足にカーフキック、ペイジが大きくバランスを崩すと、リマが右アッパー!ペイジの顔面すれすれのところで、その拳が空を切った。もし当たっていたら、前戦と全く同じKOパターンだった。
終盤、ペイジの素早く踏み込んだ右がヒット!リマがダウン気味にマットに腰をつける。
3R、ペイジの右やジャブがヒット。残り2分、リマがタックルからテイクダウンに成功。リマがパウンドを落とし続けて試合終了。
判定は2-1のスプリットでペイジが勝利。テイクダウンを含むグラウンドワークを優勢に進めたリマ陣営は判定に納得がいかない様子。それまで大歓声だった会場も、一部ブーイングが起きた。
ペイジは勝利者コメントで「まず、皆んなに謝りたい。本当はフィニッシュしたかったが、リマはタフな男だった。流石は3度も王者になっただけある」と、リマを評価。
前戦のデジャブーかとリマの右アッパーに関しては「あれはやられたよ。でもしっかりパンチは見えた。同じパンチは食らわない」と失笑しながら答えた。
次戦について問われると「ベルトだ」と即答。今年6月にリマを下した、26戦無敗の新王者ヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)をロックオンした。
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