【パンクラス】小川徹が過去2敗の上田将竜を下し暫定王座初防衛、端貴代と菊入正行が暫定王座獲得
▼コーメイン(第10試合) 女子フライ級 暫定王者決定戦 5分5R
●NØRI(PRAVAJRA/プラヴァージュラ/同級1位)
判定0-3 ※46-49×2、47-48
○端 貴代(和術慧舟會AKZA)
※端が暫定王座を獲得
NØRI(法DATEから改名)は、謎のインド武術集団『Team DATE』の武術4姉妹として活動していたが、今年6月に華蓮DATEと共にTeam DATEを退団し、武術姉妹を脱退。そしてDARANI氏(元DARANI DATE)が代表の新チーム「PRAVAJRA/プラヴァージュラ」の所属となった。今年5月の『PANCRASE 321』では元女子プロボクシング世界3階級制覇の経歴を持つベテラン選手、ライカに判定勝利を収めている。
対する端は2004年にプロデビュー、ストライクフォース、ROAD FC、INVICTA FCなど海外の団体で活躍してきた。07年9月にスマックガール・ミドル級王座、14年5月にDEEP JEWELS初代ミドル級王座を獲得。圧倒的なパワーとスタミナ、そして無差別級トーナメントでも優勝した寝技の実力を誇る。昨年7月の『PANCRASE 316』ではライカに判定勝利した。
1R、マット中央に構える端の周囲をNØRIがサイドステップで大きく回る。NØRIを追う端へNØRIが右サイドキック、右ローで牽制。端はNØRIの入り際に左右フックを見せるが、両者深くは踏み込まない。
2R、NØRIの右蹴り足を掴み、端がケージに押し込み足をかけてテイクダウン。端がハーフから右の拳を落とす。ガードをパスした端がサイドから右ヒジをNØRIの顔面へ落とすが、NØRIもスイープからパウンド。めまぐるしく攻防が入れ替わる。
3R、NØRIがスイッチしながらサイドキック、サウスポーからのかけ蹴りを端はキャッチし、足を引っかけテイクダウンを奪う。サイドから右ヒジを落とす端。NØRIが下で回転し脱出するも、追う端がNØRIをケージに押しつけ右のパウンドを落とす。
4R、NØRIがサイドキックからワンツー、左ローからワンツーとコンビネーションをヒット。プレッシャーをかける端を左右ローで刻みつつ、サイドキックを顔面にヒットさせる。軽快なフットワークで左右に回り端の射程に入らないNØRI。しかしNØRIの左ローをキャッチした端がそのままテイクダウン。ラウンド終了直前にパウンド連打を浴びせジャッジの印象を引き寄せる。
5R、端はNØRIの右かけ蹴り直撃を受けるも、プレッシャーをかけながらNØRIの左フックに合わせたタックルでテイクダウン。ハーフで上を取り右の拳を側頭部にコツコツヒットする。さらにガードをパスしマウント。NØRIは体を回しバックを取るも、再び端が上を取りパウンドを落とすまま試合終了のゴングを迎えた。
判定はジャッジ3者とも端の勝利を支持。歴戦の大ベテラン・端が悲願のパンクラス王者の座についた。
端は試合後に「やっとこのベルトを見せられたのをうれしく思います」と勝利の喜びを語った。
▶次ページは菊入正行 vs 村山暁洋のウェルター級暫定王座決定戦
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・10.17『PANCRASE 324』小川徹vs上田将竜、NØRIvs端貴代、菊入正行vs村山暁洋など生中継・配信情報
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