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【Stand up】TEAM TEPPENの彪司、松本天志ら新人王決定戦に勝ち進む

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2021/10/26(火)UP

12月の新人王決定戦に駒を進めた彪司(右)

Stand up 実行委員会
『Stand up vol.4&vol.5』
2021年10月24日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX

『Stand up』はISKA世界バンタム級王座をはじめ5冠を手にした寺戸伸近がGMを務め、新空手運営のもとアマチュア選手や若手プロ選手の育成の場として開催され、有井渚海、寺山遼冴、松谷綺といった若手注目株が出場している。

 今回、昼夜二部興行『Stand up vol.4』『Stand up vol.5』が開催され、“King of Rookie 2021”と題し、Stand up新人王決定トーナメントを53kg、55kg、57.5kg、60kg、63kgの5階級の一回戦を実施(戦績は4勝以内の選手がエントリー)。決勝戦は12月26日(日)同所での「Stand up vol.6」で行われる。


▽『Stand up vol.4』
▼第5試合 King of Rookie 1回戦 -53kg級 3分3R延長1R
〇彪司(TEAM TEPPEN)
判定3‐0 ※三者とも30-28
●湯本和真(トイカツ道場)
※彪司が決勝戦に進出

 彪司は二冠王・高橋幸光の甥っ子。JAPAN CUP 2019 55kg級優勝の実績を持ち、6月大会で及川道場の新鋭・数島大陸と引き分けた。戦績は3戦1勝1敗1分の18歳。対する湯本はアマチュアボクシングをベースとし、戦績は2戦2敗の25歳。彪司のセコンドには、同門の那須川天心、寺山遼冴が付いた。

 1R、右カーフ中心の攻めの湯本に対し、彪司は接近戦を仕掛けてパンチ連打。テンカオも交ぜて削っていく。

 2R、湯本は前に出るが、彪司は左ボディブロー、テンカオから連打につないで手数で圧倒。

 3R、湯本も攻撃を返すものの、左フック、右ローと有効打を当てる彪司は最後まで攻め続け、フルマークの判定勝ち。12月の決勝戦に駒を進めた彪司は「次の決勝に向けて練習を頑張るので応援よろしくお願いします」とあいさつした。


右ハイを当てダウンを奪った福井(左)

▼第4試合 King of Rookie 1回戦 -55kg級 3分3R延長1R
〇福井萌矢(建武館)
判定3-0 ※三者とも30-27
●松山和弘(Reborn 経堂)
※福井が決勝戦に進出

 福井はJAPAN CUP 2019 -55kg級準優勝、3戦2勝(1KO)1敗の戦績を持つ19歳。対する松山はISKAアマチュア全日本大会-65kg級 準優勝。戦績は4戦3勝(1KO)1敗。

 1R、序盤からパンチ連打から強烈な右ボディブロー、飛びヒザを当てる福井。後手に回ってしまう松山だが、攻撃を返す。

 2R、福井は右ハイを当てダウン奪取。さらに右ロー、右ストレートをヒットさせて手数でも松山を圧倒していく。

 3R、逆襲に出る松山が前に出てパンチ主体の攻め。福井はしっかりディフェンスし、左ミドルを返す。松山の追い上げを許さず、福井が大差を付けて判定勝ち。

 今大会のMVPに選ばれた福井は「自分の中では満足行ってない結果なので、12月までにはもっと仕上げてKOで新人王を獲れるように頑張ります」とマイクアピールした。

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