2021/12/12（日）UP
（最終更新：2021/12/12 17:05）

ドネアが悶絶のKO勝利、井上との再戦に近付ける（Naoki Fukuda)

　12月11日（日本時間12日）にカリフォルニア州カーソンで行われた［WBC世界バンタム級王座統一戦］で正規王者ノニト・ドネア（39=フィリピン）が暫定王者レイマート・ガバリョ（25=フィリピン）を4R 2分59秒、左ボディブローで悶絶級のKO勝ちを収めた。

【動画】ドネアが悶絶級のKO勝利した瞬間

　序盤からガバリョが鋭い左ジャブから右で攻める。様子を見るドネアだったが、後半強烈な左右フックから左ボディで返していく。

　2Rもガバリョの手数に狙い澄ましたドネアの右、そして左フックを上下に打ち分ける。

　3Rにガバリョがドネアのパンチのカウンターを返していくが、ガバリョは左まぶたから出血。
　4Rにドネアの右ストレートがヒット、それにジャブから右でドネアの顔を狙うガバリョだが、ドネアの左レバーへのボディブローで悶絶のダウン。カウントが数えられ、一度立ち上がろうとするも苦しさのあまり再び沈んだガバリョ。ドネアのKO勝ちとなった。

　勝利したドネアは「目標は統一です。左フックを警戒しているのがよくわかった。でも手加減しなかった。陣営からボディを撃てと言われていた。序盤から狙っていたが4Rで決まった」と語った。ドネアは左フックで上下を打ち分けた。

　リマッチについてはドネアが所属するプロベラムのプロモーターのリチャード・シェイファーの名を出し「ちゃんとお膳立てしてくれるでしょう」と語った。

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