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【UFC】ムハマッドがトンプソンに完勝、テイクダウン&グラウンド地獄で圧倒

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2021/12/20(月)UP

トンプソンの顔面を殴りつけるムハマッド©️UFC

WME-IMG
『UFCファイトナイト・ラスベガス45』
2021年12月19日(日本時間)米国ネバダ州ラスベガス /UFC APEX

▼セミメイン/ウェルター級マッチ
●スティーブン・トンプソン(38=米国)
判定0-3 ※25-30、26-30×2
○ベラル・ムハマッド(33=米国)

スタンド打撃で反撃に転じるトンプソン©️UFC

 同級5位のトンプソンは、タイトル戦経験を持つUFC屈指の空手ストライカー。2連勝と波に乗る中、前戦となる今年7月にギルバート・バーンズに判定負けを喫した。今回が再起戦となる。

 対するムハマッドは同級10位。一本勝ちした19年9月の佐藤天戦を含む、現在5連勝と波に乗っている。前戦となる今年6月に同級9位のデミアン・マイアに判定勝利した。

 1R、ムハマッドが強い圧力で前進。蹴りの距離で戦いたいトンプソンはサイドキック、前蹴り、バックスピンキックなどを放つ。

 ムハマッドが両足タックルからテイクダウン成功。トンプソンを金網に押し込み、顔面へパンチを何度も強打する。

トンプソンをリフトアップするムハマッド©️UFC

 トンプソンがスクランブルから立ち上がったが、ムハマッドがしつこく組みつき、再びテイクダウン。残り1分、ムハマッドがバックマウントからパウンド連打。トンプソンは頭を抱えながらなす術なし。ストップをかけられてもおかしくない状況だったが、ここでラウンド終了。

 2R、下がるのは危険と判断したか、トンプソンが中央でサイドキックや飛び込みのワンツーを放っていく。しかし、圧力で押し返すムハマッドが再び金網際でテイクダウン、戦いの展開は再びグラウンドへ。
 トップキープのムハマッドがアームロックを仕掛けながらパウンドやヒジを落とし続ける。

 最終の3Rもムハマッドがテイクダウンからのトップコントロールでトンプソンを圧倒。最後はムハマッドがマットヒューズポジションからヒジを顔面に落とすなど、トンプソンの目尻からの流血が目立つ。

 判定は30でムハマッドの勝利。タイトル戦経験を持つトップランカーを完全に圧倒した。

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