【ボクシング】L.ヘビー級王者スミスがKO勝利、怒涛の連打で相手を沈める
15日(日本時間16日)米ニューヨーク州ベローナにて行われたWBO・L・ヘビー級タイトルマッチは、王者ジョー・スミスJr(32=米)が挑戦者スティーブ・ジェフラード(31=米/WBO同級15位)に9回37秒、止まらぬ連打でコーナーポストでダウンを奪いTKO勝ち。初防衛に成功した。
ジェフラードは18連勝中だが、10日前に急遽スミスの対戦相手に選ばれた。王者スミスは当初同級7位のカラム・ジョンソン(36=英)を迎えて初防衛を予定していたが、ジョンソンが試合の10日前に新型コロナに感染し欠場したためだった。ジェフラードは1月8日の試合へ向け調整していたが変更に。これまで多くの世界王者とはスパーリングをこなしてきたが、突然の世界初挑戦となった。
試合は序盤からスミスが圧力をかけるが、ジェフラードがしっかりガードを固め、王者スミスの攻めを受けては返す。しかし3Rにはスミスが右、そしてボディをヒットさせると、4R後半には連打を見せる。
5Rにはジェフラードの固いガードをかいくぐるアッパーを何度もヒットさせ優勢に試合を進め、8R後半にはスミスの左フックで後退するジェフラード。
そして9R、ダメージのあるジェフラードに倒すチャンスと見たスミスは、開始早々にジェフラードの固いガードの上からお構いなしに怒涛のパンチを連打、コーナーポストに追い詰められ、続く連打についに膝をつきダウン。ガードの上からでも効いたのか、それとも心が折れたのか。ラウンドが数えられてもジェフラードは片膝をついたまま立とうとせず、10カウントでスミスのKO勝ちとなった。
初防衛に成功したスミスは「彼は今日、本当に力を発揮した。素晴らしいファイトだった」と急遽対戦を受けてくれたジェフラードをねぎらった。私は早い段階で試合を決めようとしたが、彼は非常にタフで、そうすることはできないと悟った。後半のラウンドまで待つようにして、より多くのコンビネーションを投げて、彼を崩していくようにした」と語った。
初防衛に成功したスミスは今後、WBC・IBF同級統一王者アルツール・ベテルビエフ(36=ロシア)との統一戦も注目される。
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