”悪童”ネリがダウンを奪う勝利で再起! 井上尚弥戦も実現なるか
元プロボクシング2階級制覇王者ルイス・ネリ(27=メキシコ)が本日6日(現地時間5日=米・ラスベガス)のスーパーバンタム級ワンマッチで、無敗のWBO世界同級2位のカルロス・カストロ(27=米)にダウンを奪う判定勝利。2-1(96-94,96-93,94-95)のスプリット判定だったが見事に再起した。
【フォト&動画】ネリがカウンターの左で見事なダウンを奪うシーン
ネリは前戦の昨年5月、WBA&WBCスーパーバンタム級統一戦で、WBA王者のブランドン・フィゲロアに7ラウンドKO負け。WBC王座から陥落して約9ヶ月、再び王座を目指しリングに上がった。
ネリは1Rから上下に打ち分けアグレッシブに攻め、開始1分、相手のパンチに顔をかすめながらカウンターの左ストレートでダウンを奪う。カストロはキャリア初のダウン。再開後ネリは相手をロープに追い込み、パンチを上下にブンブン振り回して仕留めにいくが、カストロは持ち堪え1Rが終了。
しかし、2R以降はネリがやや失速し、カストロが挽回しようと攻める。ネリは攻撃を見ながらしっかりガードしながらも返していく。5R、6Rはカストロの攻めにサウスポーのネリは右ジャブで入らせないようにしてから左につなげ手数を増やし始めると、8Rには、ロープに追い込むなどネリのペースに。最終の10R終了間際にはカストロの右がヒットしたがダメージを与えるに至らず判定でネリが勝利。カストロは悔しい初黒星となった。
ネリといえば、日本ではバンタム級時代に計量オーバーしながらも山中慎介にKO勝利、試合後にドーピング陽性になったこともあり、悪童のニックネームでも知られる。今回カストロに勝ったことで、ネリは再び王座返り咲きを狙うが、井上尚弥も今年はこのスーパーバンタム級にアップする計画がある。
井上は山中vsネリとの試合後の18年3月「出来ることならやりたい」とコメント、ネリは昨年2月「井上といつでも戦ってもいい」と意気込んでいたことから、ネリが王座に返り咲いた暁には山中の敵討ちの一戦としても是非とも実現してほしいカードである。
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