【GLORY】RISE女王・小林愛三がTKO負け!“大和魂”の奮闘も王者ヴァン・スーストから4度のダウンを奪われる
Glory Sports International Pte LTD.
『GLORY80』
2022年3月20日(日本時間)ベルギー・ハッセルト
▼女子スーパーバンタム級タイトルマッチ
○ティファニー・ヴァン・スースト(米国/王者)
TKO 5R2分56秒 ※レフェリーストップ
●小林愛三(日本/RISE QUEENフライ級王者)
※ヴァン・スーストが2度の防衛に成功
欧州最大のキックボクシング団体GLORYとRISEが今年2月に提携し、その第1弾となるビッグマッチ。RISE女子を代表する愛三が初参戦で、王者ヴァン・スーストのタイトルに挑戦する。
愛三はパワフルな攻撃とアグレッシブファイトが持ち味のRISE QUEENフライ級王者。昨年9月にRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵と対戦し判定0-2で惜敗したが、その強さに陰りはない。戦績は16勝4敗4分。
対するヴァン・スーストはGLORY女子スーパーバンタム級王者。過去、強敵アニッサ・メクセンとの3度の対戦を制し、昨年1月に初防衛を果たした。戦績は23勝6敗2分。
1R、愛三は序盤から強い圧力で前進し、ワンツー、カーフキックを放つ。対するヴァン・スーストは前蹴り、ハイキックをヒット。手数では愛三だが、有効打はヴァン・スーストが上回る立ち上がり。
2R、ヴァン・スーストがスピードのギアを上げ、ハイキック、左ストレートと次々にヒット。手数も増え、タフな愛三が下がる場面も。
3R、気合の声を発しながら突進する愛三だが、ヴァン・スーストと軽快なフットワークと巧みなフェイントを織り交ぜた攻撃を被弾しし続ける。ヴァン・スーストの強烈なヒザ蹴りで、遂に愛三がダウンを奪われる。
4R、有効打をもらい続けながらも前に出る愛三だが、ヴァン・スーストの右フックをもらい、2度目のダウン。腹に攻撃をもらい続け、ガードが下がり気味になったところを狙い撃ちされた形だ。
5R、倒すしか勝利のない愛三は必死の形相でヴァン・スーストに襲い掛かるが、ヴァン・スーストのスピードの落ちない攻撃をもらい続ける。
愛三は顔面ヒザ蹴りでダウンを奪われると、最後はバックスピンキックで4度目のダウン。レフェリーが試合を止めた。
2度目の防衛を果たしたヴァン・スースト。自身が描いたGLORYとRISEの提携を祝う絵画を愛三にプレゼント。「キックボクシングがとてもエキサイティングなスポーツだということを世界に見せたかった。女性も男性と同じことができることを証明した。GLORY、RISE、ENFUSIONの提携により、業界がより大きく発展し、その将来を明るいものにしたい」と、語った。
一方の愛三は「悔しいけれど、とても凄く強い王者です。私はRISEクイーンとして必ずここに戻ってきます。それまでチャンピオンでいてください。絶対にまた戦うために強くなるので、またよろしくお願いします。GLORY大好きです」と悔し涙を流しながら語った。敗れたものの、前言通りの“大和魂”を見せる奮闘の愛三のコメントに拍手が起こった。
▶︎次ページは【動画】ヴァン・スーストの回転キック、愛三が4度目のダウン!
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