【ビッグバン】佐藤天馬がムエタイ強豪のヒザ地獄で塩漬けドロー、体重1.2kgオーバーの力也は武己と引き分け
▼第9試合スーパーエキシビションマッチ2分2R
―城戸康裕(谷山ジム/17K-1Sウェルター級世界トーナメント準優勝、’08K-1WORLDMAX日本王者/78戦53勝(25KO)24敗1分)
勝敗なし
―小川健晴(T.G.Y/Bigbangウェルター級王者/11戦8勝(6KO)3敗)
スーパーエキシビションマッチで、K-1のリングで活躍中の城戸康裕(谷山ジム)が上り調子の小川健晴(T.G.Y)を迎え撃つ。
城戸はキャリア78戦を数える国内屈指の大ベテラン。2008年にはK-1MAX日本王者に君臨。第2代Krushスーパー・ウェルター級王者、MA日本ミドル級王者、WBKF世界70kg王者と数々のタイトルを獲得する輝かしい実績を誇る。昨年は3月、9月と連続KO勝利し健在ぶりを見せる。
対する小川は地下格闘技出身のアグレッシブファイター。19年11月にはMIKE JOEとBigbangスーパーウェルター級王座を争うも勝利ならず。しかし今年1月にFUMIYAとの2度目の王座決定戦に臨むと、3Rに左ハイキックでFUMIYAを粉砕し、悲願のベルトを腰に巻いた。
1R、体に刺青のペイント姿で現れた城戸。これを見て苦笑する小川。試合が始まると、バチバチにローキックを蹴り合う両者。いつもの緩い感じのエキシビションマッチではなく、ガチ勝負を展開する。
2R、休憩時にセコンドが消えそうになった城戸のペイントを修復。これで笑いが起こる。だが試合が始まると、またしてもバチバチの展開。
最後の30秒は、グローブを合わせるとパンチを打ち合う。笑顔が見えるものの、かなりハードに殴り合った。試合が終わると小川は、「打ち合いには自信があったんですが、ボコボコにされました」と城戸のラッシュに驚いた様子。城戸は「これは(ペイントを指さして)隠していたんです(笑)。知らなかったですか? 2022年が始まりましたが、今年で40歳になりますが、アホなことをやってがんばります」と挨拶した。
▼第8試合3分3R 70kg契約ビッグバンルール
〇喜多村誠(ホライズン・キックボクシングジム/元新日本キックボクシング協会ミドル級王者、元BOMミドル級王者/57戦37勝(20KO)11敗8分)
KO 2R 1分41秒 ※右ボディストレート
●陽太郎(谷山ジム/Sウェルター級/4戦3勝1敗)
元新日本キックミドル級王者の喜多村誠と谷山ジムの新鋭・陽太郎が激突。キャリア・実績では喜多村が有利。陽太郎が胸を借りる一戦となった。
1R、いきなり走って襲い掛かる陽太郎。左右のパンチを打つが、喜多村はこれを冷静にさばく。なおも突進する陽太郎。喜多村は、左ボディストレート、左ローキック、右ストレートがヒットする。喜多村ペースとなった。
2R、ここでも陽太郎が突進。左右のパンチを放ち、これが何発か入ると、喜多村は怒ったか右ストレートを決めていく。さらに右ボディストレートが入ると、マットへ倒れる陽太郎。このままテンカウントが数えられ、喜多村のKO勝ちが決まった。マイクを握った喜多村は「次はスーパーウェルター級チャンピオンとやらせてください」とアピールした。
▼第7試合3分3R 57.5kg契約ビッグバンルール
●亀本勇翔(K-1GYMSAGAMI-ONOKREST/K-1フェザー級/21戦10勝(2KO)11敗)
判定0–3 ※28–30×2、28-29
〇中尾興慧(T.G.Y/フェザー級/8戦6勝(1KO)1敗1分)
元Biggangスーパーバンタム級王者の亀本勇翔が、新鋭の中尾興慧と激突。K-1戦線でトップを狙う亀本を、どこまで中尾が追い込むか注目の試合。
1R、亀本は三日月蹴りを何度も突き刺していく。中尾は蹴り返しで亀本の左腕を潰しにかかる。亀本は左ストレートを飛ばす。かわしてカウンターを狙う中尾。ほぼ互角の展開となる。
2R、近い距離で打ち合い両者。野村の左ローキックが的確に決まる。亀本はフックを打つが、野村はガード。野村は距離を掌握したのか、近い間合いでの蹴りが入る。亀本はやや劣勢か。
3R、前へ出る野村は、首相撲からのヒザ蹴り。これでリズムに乗り、亀本を崩しにかかる。亀本はフックを打つが、距離を詰められてクリーンヒットしない。野村のローキックが何度も決まり、自分のペースを作れない亀本。このまま判定となり、3-0で中尾が勝利をものにした。
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