【ベラトール】渡辺華奈も倒した“元海兵隊員”カムーシュが逆転TKOで新王者に!無敗ベラスケスにヒジ連打
Bellator MMA
『Bellator278』
7月17日(土・日本時間)米国ハワイ州
▼女子フライ級タイトルマッチ
●ジュリアナ・ベラスケス(ブラジル/王者)
TKO 4R4分47秒 ※グラウンドでのヒジ連打
○リズ・カムーシュ(米国/同級2位)
※カムーシュが新王者に
ベラスケスは柔道をベースに持ち、南米選手権優勝の実績を持つ。MMAに転向してからは得意の寝技に加えて打撃でも卓越したボクシング技術を見せ、プロ無傷の12戦全勝。20年12月にイリマレイ・マクファーレンを破りフライ級王座を戴冠。前戦となった昨年7月にデニス・キールホルツを下し、初防衛に成功した。
対するカムーシュは同級2位のベテラン。13年にロンダ・ラウジーとUFC初の女子マッチを行った選手で、20年9月よりベラトールに参戦して現在3連勝中。前戦となる昨年6月に渡辺華奈をパンチ連打で35秒殺KO勝利を飾った。柔術黒帯で元海兵隊員であり、海兵隊マーシャルアーツプログラムも収めている。戦績は16勝7敗。
1R、序盤からカムーシュが強い圧力で前進すると、ベラスケスが下がりながらも左ストレートを当てる。カムーシュのインとアウトのローキックでベラスケスの前足が流れる。
2R、ベラスケスの左ストレートでカムーシュがダウン!しかし、グラウンドの展開を嫌ってか、ベラスケスは深追いしない。立ち上がったカモーシェが両足タックルからテイクダウンに成功。
金網際でベラスケスが立ち上がるも、フィジカルの強いカムーシュが押し込み、ヒザ蹴りなどコツコツと削る。残り時間わずか、今度はベラスケスがボディロックでテイクダウンに成功する。
3R、ここでもベラスケスの左ストレートが何度もカムーシュを強襲。手数が減り、前に出れなくなったカムーシュだが、残り1分、遠い間合いからタックルを仕掛け、テイクダウンに成功。上からパンチを落とす。
4R、ベラスケスの左ストレートでカムーシュがダウン。すぐに立ち上がったカムーシュだが、ダメージと疲労の色が濃い。ベラスケスのパンチの攻撃をカムーシュは何度ももらう。
しかし、終了間際、金網際の組みの攻防からカムーシュがテイクダウン。サイドポジションを奪ったカムーシュが下のベラスケスにヒジ攻撃を連打!するとレフェリーが試合をストップ。カムーシュが逆転TKO勝利を飾った。
意識は飛んでいなかったベラスケスはタップもしておらず、額もカットしていない。少し早過ぎるストップにみえたが、金網際で逃げ場のないベラスケスにこれ以上、頭部に打撃を受けるのは危険と判断されたのかもしれない。
ベラスケスは、レフリーが下したストップの判断に納得がいかない様子だったが、最後はカモーシェと握手をかわした。
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