【NKB】釼田昌弘が元王者・田村聖を振り切り王座戴冠!笹谷淳はドローに、Mickyが首相撲地獄でTKO勝ち
NKB日本キックボクシング連盟
『NKB 2022 喝采シリーズ Vol.3』
2022年6月18日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第12試合)NKBミドル級王座決定戦 3分5R延長1R
●田村 聖(拳心館/同級1位)
判定1-2 ※48-49×2、50-48
◯釼田 昌弘(テツジム/同級4位)
西村清吾の王座返上により、王座決定戦が組まれた。
田村は、強烈な右フックを武器にKOを量産するハードヒッター。2019年に開幕したNKBの「PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント」では3試合すべてにKO勝利し、圧倒的な強さで優勝する快挙を成し遂げている。今年4月のNKBでは、津崎善郎に2-0で判定負けを喫している。第6代NKBミドル級王者であり、今回は返り咲きを狙う1戦となる。
対する釼田は柔道、MMA、お笑い芸人、アメリカンフットボール等、多種多様な世界を経験。異色のファイターだ。
両者は、2018年4月の『闘魂シリーズ vol.2』で対戦しており、田村が判定勝利を収めている。
1R、田村が右フック、ストレートを強打。これをガードした釼田は、パンチには付き合わず、右ミドル、ローをどんどん蹴っていく。
2R、釼田は前蹴り、ミドルで田村の前進を止める。田村は右のカーフキックを使いながら、近距離へ。カウンターの左フックを狙う田村は、前蹴りを返す。
3R、釼田の右カーフキックで、田村はバランスを崩すようになる。釼田はボディへのミドルと右ローを狙い打ち。田村も辛抱強く右フック、左ボディフックを放つ。
4R、釼田が右ロー、ミドルをセコンドの指示で蹴り込む。田村も右カーフキックを返し、近距離でフック、ストレートを見舞うが、攻撃に力が無くなってきた。
5R、田村が右ストレート、左フックのカウンターを見舞う。釼田は右ミドル、ハイキックで快音を響かせる。終盤は、両者とも消耗が目立つように。最後に釼田はセンチャイキックを見せた。
ジャッジは1者が2ポイント差で田村を支持したが、2者がミドルやローでペースを掴んだ釼田を支持。釼田が王座を戴冠した。
勝利した釼田は「念願のベルトを巻けて本当に良かったです」とベルト獲得を喜んだ。
▼セミファイナル(第11試合)ウェルター級 3分3R
△笹谷 淳(team COMRADE/NKBウェルター級3位)
判定1-0 ※29-28、29-29×2
△天雷しゅんすけ(SLACK)
笹谷は、パンチやヒジ打ち、ヒザ蹴りを器用に使いこなすオールラウンダー。今年2月には、見事な左の三日月蹴りでKO勝利を飾っている。
対する天雷は、総合格闘技をバックボーン。前手を下ろした低い姿勢から飛び込むパンチなど、随所でMMAの打撃が垣間見える。
1R、笹谷がサウスポーで左ミドル、ローを強打する。天雷は遠い距離から飛び込んでの右ストレート。笹谷がバックブローを見舞うと、笹谷も同じ技を返す。
2R、笹谷は左ローを多用して、天雷を削りにかかる。天雷は笹谷の蹴りに対して、右フックを合わせてヒットさせる。笹谷は淡々とと左ミドル、ローを蹴り込んでいく。
3R、笹谷のロープに詰めた天雷が左右のフックを連打、右ストレートを的確にヒット。笹谷の前進に対しては、アッパーを合わせる。このRは天雷か。
ジャッジは笹谷の蹴り技も前半戦で評価したか。1者が笹谷に付けるも、2者は3Rの天雷を評価し1-0。両者は痛み分けとなった。
▶︎次ページは、野村怜央vsKEIGO、都築憲一郎vs鎌田政興
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