【K-1】74歳・佐野さんが67歳・木村さんに惜敗も「青春をありがとう、これからも頑張る」
2022年7月24日(日)東京・GENスポーツパレスにて『第47回K-1アマチュア~全日本大会・東日本予選トーナメント(キッズ・ジュニア・マスターズ)&ワンマッチ~』が開催された。
K-1アマチュア40歳以上の「K-1マスターズ」の部で、74歳vs67歳という過去最高齢の対戦が実現。佐野茂男さん(74)と木村浩さん(67)が1分30秒×2Rの合計3分間をフルに戦い抜き、木村さんが判定勝利した。
佐野さんは空手・キックボクシングの経験者で、地元・山梨のT-GYMに所属。キックボクシングの練習を続け、今回が2度目のK-1アマチュア出場。
対する木村さんは空手道圓明會に所属し、K-1アマチュアに定期参戦している常連ファイター。両者は今年1月の「第42回K-1アマチュア」でも対戦しており、この時は木村さんがKO勝利を収めている。
2度目の対戦となった今回、序盤から佐野さんがパンチで前に出るが、木村さんも反撃の連打。そしてロープまで追い詰める。佐野さんはリング中央に移動し、来いというジェスチャー。それに木村さんはまたパンチの連打で前に出る。佐野さんは下がりながらもパンチを返す展開。
2Rも、佐野さんが前に出てパンチを連打すると木村さんのカウンターの左がヒット。続く連打で佐野さんは再びロープを背にする。最後は互いに接近戦で打ち合い、試合終了。木村さんが判定3-0で勝利した。会場からは大きな拍手が起こり、両者は互いに健闘を称え合った。
勝利した木村さんは「いつもK-1アマチュアには楽しく参加させてもらっています。どのくらい競技を続けられるか分かりませんが、これからもアマチュア競技としてK-1を楽しみたいです。また佐野さんと一緒に頑張っていきたいです」と感想を語り、敗れた佐野さんも「こうしてK-1アマチュアで試合ができて最高です。青春をありがとうございます。試合が終わって、戦った相手と肩を組んで、一緒に写真撮れて、こんなに最高なことはないですよ。K-1アマチュアに出ることで、普段の練習にもやりがいがあるので、これからも頑張ります」と気持ちの良いコメントを残した。
試合後、中村拓己K-1プロデューサーも「佐野さんや木村さんのように還暦を迎えられた方に参加していただき、K-1という競技を楽しんでもらえることは非常に意味があることだと思います。これからもプロイベント同様、アマチュア大会も充実させて、スポーツ・競技としてのK-1を確立したいです」と語った。
▶次ページは【フォト&動画】“過去最高齢”74歳vs67歳の対戦
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