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【修斗】新井丈が一撃KO勝利、猿丸ジュンジを倒し新世界王者に!西川大和は草・MAXとの打撃戦を制す

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2022/09/19(月)UP

飯田が論田をTKOで下した

▼第6試合 フェザー級5分3R
〇飯田健夫(フリー/同級世界1位)
TKO 3R 1分13秒 ※レフェリーストップ
論田愛空隆(心技館)

 飯田は2015年に全日本アマチュア修斗でオール一本勝ちで優勝し、プロ転向後は様々な団体で経験を積んできた。2020年に拠点を北海道から東京に移し、岡見勇信、長谷川賢をはじめとする“世界を知る”中重量級のトップファイター達とトレーニングを重ねている。

論田(右)は積極にパンチを打っていった

 論田は修斗を主戦場としながら、ONEでも活躍するインターナショナルファイター。米国留学中には、元UFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズなども所属するアライアンスMMAでトレーニングを積み、現在のスタイルの礎を築いた。

 1R、論田はフットワークを使いながら、右のパンチ、ロ―キックで攻撃。飯田は上半身を柔らかくしてこれをかわす。すると飯田の左フックが入り、論田がダウン。飯田はバックに回り、チョークを狙う。耐えたところで、ラウンド終了のゴング。

 2R、論田はパンチを次々と打っていく。これをときおり被弾する飯田。論田はなおもパンチを放つ。飯田はかわしながらも、反撃開始。パンチを決めていくと、論田の動きは遅くなる。論田のダブルレッグを潰した飯田は、バックに回り、今度は腕十字を狙いつつラウンド終了。

 3R、互いにパンチで打ち合う。打ち合いの中で、飯田の右が入り論田はダウン。レフェリーがすぐに試合をストップした。

 マイクを握った飯田は、「昔、スキンヘッドで今、ロングヘア―の飯田です(笑)。SASUKE選手、暫定王座の試合をしませんか? 今の僕、めっちゃ強いです」とアピールした。


ライカ(左)と杉本(右)はパンチで打ち合う

▼第5試合 女子フライ級5分2R
△ライカ(日本/RIGHT THING ACADEMY)
判定1-0 ※20-18、19-19×2
△杉本 恵(AACC/世界スーパーアトム級3位)
キム・ソ・ユル(韓国/MOB Training Center)が来日不能となり、代わって杉本が出場

 ライカと対戦予定だったキム・ソ・ユルが、外国人入国の規制緩和による韓国でのビザ発給の遅れにより来日不可能となり、修斗世界女子スーパーアトム級3位の杉本恵が対戦に名乗りを挙げた。

 ライカは2000年に女子プロボクシングでデビューし世界3階級制覇を達成、日本の女子プロボクシングの礎を築いた。2014年1月に引退すると、その年からキックボクシングとMMA(総合格闘技)に参戦。今回修斗に初参戦となる。

 対する杉本は20年の下半期に黒部三奈、SARAMIら強豪に連敗するも、その後は復調。檜山美樹子、ソルトを撃破し、連勝の波に乗る。前回は5月大会で2021年の修斗・全日本選手権女子フライ級王者の須恵樹季と対戦予定だったが、須恵にドクターストップがかかり試合中止となっていた。

ライカは寝技の対処ができていた。杉本のタックルを潰してヒジ打ちを落とす

 1R、杉本はスーパーマンパンチで入る。ライカはディフェンス。さらに杉山は蹴りを見舞っていき、ライカは打ち合いに持ち込む。だが、杉山はすぐにダブルレッグで入るとスタンドでバックに回る。腰を落として耐えるライカは、前を向いてパンチを繰り出す。すぐに杉山がダブルレッグに入るが、上からがぶって潰し、ヒザ蹴りを出していった。

 2R、杉本はスーパーマンパンチで入り、組みつく。ライカは上から潰す。寝技のディフェンスをしっかりしているライカは、離れてパンチを打つが、杉本がしつこく組みついてくる。ライカは、上からヒジ打ち。杉本はバックに回る場面も作ったが、大きな差にはならず。判定は、1(ライカ)-0でドローとなった。


スソン(左)は齋藤翼(右)パンチで攻撃

▼第4試合 バンタム級5分2R
●齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
判定0-3 ※三者ともに18-20
〇スソン(KRAZY BEE

 齋藤は修斗で16年10月より引き分けを挟んで7連勝中だったが19年9月にダウンを奪いながらも寝技地獄の藤井伸樹に、20年5月には石井逸人にそれぞれ判定負け。21年1月に新井拓巳から判勝ちを収め、その後は野瀬翔平に敗北、ガッツ天斗から判定勝ち、今年5月には藤井に判定負けとなっている。KRAZY BEEのスソンを相手に、どんな試合を見せてくれるのだろうか。

齋藤は蹴りで応戦した

 1R、互いにカーフを蹴り合う。スソンは前へ出てパンチを連打。この時、スソンの頭が齋藤の左目の上にあたり、出血。互いにドクターチェック後、再開。スソンに注意が入る。互いにパンチで打ち合うが、頭から突っ込んでパンチを放つため、バッティングが怖い。大きな展開がなくラウンド終了。

 2R、齋藤はカーフキック。スソンもロ―キックを返し、右ハイキック。さらにバックキックへつなげて、今度は蹴り合いの展開に。蹴りからパンチにつなげる両者。打ち合いから組みついた齋藤はバックに回る。チョークを狙うが、ここでタイムアップ。判定は3-0でスソンが勝者となった。

 スソンは、「あぶねえー、1RKOするつもりだったんだけど、バッティングで二重になって見えなくて。4年前、KIDさんのところで日本で一番練習してきて、やっと修斗で勝てました。KIDさん、これからも見守ってください」と挨拶した。

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