【GLORY】女王ヴァン・スーストがV3達成も辛勝、会場大ブーイングに「モロッコのファンが沢山いる」
10月8日(日本時間9日)にオランダ・アーネムで開催されたキックボクシングイベント『GLORY COLLISION 4』セミメインのGLORY女子スーパーバンタム級タイトルマッチにて、王者のティファニー・ヴァン・スースト(米国)が挑戦者のサラ・ムサダック(フランス)を判定で下し、3度目の防衛に成功した。
【フォト】大ブーイングを浴びるヴァン・スースト、マッスルポーズを決めた前日計量の場面も
ヴァン・スーストは過去、強敵アニッサ・メクセンとの3度目の対戦を制し、昨年1月に初防衛を果たすと、今年3月にRISE QUEENフライ級王者・小林愛三の挑戦を受け、5回TKO勝利。2度目の防衛に成功した。
対するムサダックはISKA欧州-57kg級王座とWAKO世界-56kg級王座の2本のベルトを持つ欧州の実力者だ。
試合は一進一退の攻防。ムサダックは強いプレスでアグレッシブな攻め。得意なパンチの距離に入ると力強く拳を叩きつける。一方のヴァン・スーストは多彩なテクニックと精度の高い攻撃でムサダックをいなす。各ラウンドで公開されたオープンスコアでは、1Rと3Rがムサダック、2Rと4Rをヴァン・スーストが取った流れだ。
最終5R、このラウンドを取った方が勝者。バックハンドブロー、ハイキックを放つヴァン・スースト。ムサダックが得意のパンチの距離に近づくと、すぐに間合いを潰し、組んでのヒザ蹴りを当てるなど、見せ場を作った。
判定は5-0(48-47×4、49-46)でヴァン・スーストが勝利。ムサダックのアグレッシブな攻撃に押されたものの、試合巧者らしいベテランの戦いで厳しい戦いを制した。
3度目の防衛に成功したヴァン・スーストだったが、会場は大ブーイング。モロッコ生まれのムサダックを応援していたファンが会場に多くいたからだろう。鳴り止まないブーイングに、ヴァン・スーストも勝利者コメントで「皆のために良いショーを見せようと頑張ったんだけど、モロッコのファンが沢山いるようね」と苦笑いした。
GLORY
『GLORY COLLISION 4』
10月8日(日本時間9日)オランダ・アーネム
▼GLORY女子スーパーバンタム級タイトルマッチ
○ティファニー・ヴァン・スースト(米国/王者)
判定5-0 ※48-47×4、49-46
●サラ・ムサダック(フランス/挑戦者)
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