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【新日本キック】重森陽太が強豪キヨソンセンを完封し復活、髙橋亨汰がまたもKO勝利で他団体へ”出撃宣言”

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2022/10/24(月)UP

”神撃キッカー”が復活

新日本キックボクシング協会
『TITANS NEOS 31』
10月23日(日)東京・後楽園ホール

▼スペシャルメインイベント(第12試合) 62.5kg契約 3分5R
〇重森陽太(伊原道場稲城支部)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
●キヨソンセン・FLYSKYGYM(タイ/FLYSKYGYM/)

この右ローで試合を支配した重森

 重森は”神撃キッカー”の異名を持ち、多彩な蹴り技を武器に、新日本キックで2階級制覇を達成。19年にWKBA世界ライト級王者を獲得し、昨年7月にはKNOCKOUT-RED王者に輝くなど快進撃を続けてきた。
 しかし今年5月には元7ch王者テーパプットとドロー。さらに前戦となった7月のNJKFスーパーライト級暫定王者・真吾YAMATOとの一戦ではヒジ打ちによるカットで無念のTKO負けを喫した。

 その重森の復権にふさわしい相手として用意されたのは、キヨソンセン・FLYSKYGYM(タイ)。キヨソンセンはムエタイの二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムなどで200戦近くを経験した強豪。“日本ムエタイ界の至宝”梅野源治とは2度対戦し1勝1敗と、五分の戦績を残している。

前蹴りで近づけさせない重森

 1Rは互いに様子見気味でローの蹴り合い。2Rには重森が前脚での素早いロー、ミドル、ハイと蹴りのバリエーションを増やす。キヨソンセンは重森の左前脚をインロー、アウトローでつぶしに行く。

 3Rから、重森は明確に右ロー狙い。キヨソンセンは詰めてパンチ、ヒジを狙うも重森は前蹴りで突き放す。中盤にはキヨソンセンのパンチを被弾する場面もあるが、淡々と右ロー攻めの重森。

鬼気迫る表情でパンチを振るうキヨソンセン

 4R、キヨソンセンがギアを上げ、詰めてはパンチで迫る。キヨソンセンに接近を許し、何度か投げられてしまう重森だが、ラストは重森もパンチで応戦、打ち合う場面も。
 5Rは互いに流し気味で、前へ出るキヨソンセンに重森が前蹴りで応戦する。

 結果は3者ともに、終始自分の距離で戦った重森を支持。見事再起した。

 重森はマイクで「前回の負けから考えて、自分らしい試合をしようと思いました。僕は泥臭い試合をします。それでも皆さまの感動に繋がるよう一生懸命試合をします」と、自らの一番強いスタイルに戻ると表明した。

▶次のページ:ライト級王者・髙橋亨汰、フェザー級王者・瀬戸口勝也が共に一撃KO!(KOの瞬間写真あり)

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