試合中に部外者がタオル投入でTKO負け「なんて事するんや!」格闘技歴35年ラーメン店主の引退試合で
12月25日(日)大阪にて行われたキックボクシングイベント『アクセル54 Xmasイベントin OSAKA』である悲劇が起こった。
それは神戸市兵庫区の有名店『気合のラーメン つぼ』の名物店長、ラーメン☆TSUBO(勇誠会)が格闘技歴35年の引退試合だった。
試合はボコボコに打たれる中でも立ち向かっていった最中、3Rに突然タオルが投げられたのだ。これでラーメンはTKO負け、セコンドからは「何てことするんや!」と怒号が飛び交った。
ラーメンはこれまでプロボクサーとしてもリングに上がり、キックを含めた戦績は22戦3勝19敗と大きく負け越しているが格闘技が大好きなのだ。
相手を務めたのはキックの試合で唯一ラーメンに黒星を喫した、ゴールデンヤンキー(勇誠会)だった。
1R、長年のダメージが残るラーメンに対しゴールデンはジャブからストレートを叩き込む、闘う前からフラフラであるがパンチは効いてない様子でラーメンは前に出ながら大振りフックで応戦する。容赦なくゴールデンはパンチ、ローを叩き込むがラーメンは前に出る。攻めあぐねたゴールデンは疲れ1R終了。
2Rもゴールデンはラーメンに連打、するとリング上で「最後やろう!もっと打ってこーい!!」とゴールデンは顔面を出してのアピール、ノーガードでツボのパンチを受ける。遅いながらも両者足を止めて打ち合う姿に「ラーメンがんばれー!!」と会場からも温かい声援が飛び出す。
感動のシーン、ラーメンは鼻から流血も見える。
3R、両者気合を入れてのスタート。ラーメンは叫びながらパンチを振り回し向かっていく。ゴールデンもそれに応えて叫び、前回負けたゴールデンは今回は完全に勝ちを狙って行く。ラーメンも被弾を受けながらも打ち合いが続く中、突如試合が止まった。
ラーメンのセコンドにいたラーメンの知人が所属ジムの許可なしでタオルを投げていたのだ。
試合はストップされ、ラーメン無念のTKO負け、相手のゴールデンもアレ?と言う表情。
これにセコンドが「なんて事するんや!」と怒り、観客からも大ブーイング。「最後までラーメンを見届けに来た!」と言うファンの怒りが収まらず会場騒然となる。結果、ラーメンの被弾が多く、終了のゴングもなってしまっていることから、試合は再開されず、ラーメンの格闘技人生はここで幕を閉じた。生涯戦績は23戦3勝20敗。
主催者の話によると、タオルを投げたのは、たまにラーメンと練習してる別のジムの人でラーメンと友人などではないという。「鼻血が出てるのでと…」いう理由でタオルを投げてしまったそうだ。
何とも残念な幕切れだが、会場からは「ラーメンお疲れ様!」と温かい檄が飛び、関西の名物選手、人気者が1人リングから去った。
なおラーメンは「これからはラーメン一筋で生きていきます!今まで支えてくれてありがとうございました!」とコメントした。
▶︎次ページは【フォト】タオルが投げられた瞬間、ラーメン店主の激闘
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